2026年7月17日 23時09分
インテュイティブ・サージカル、決算受け大幅安 ダヴィンチの手術件数の伸び鈍化=米国株個別
(NY時間10:09)(日本時間23:09)
インテュイティブ・サージカル<ISRG> 355.60(-46.73 -11.61%)
手術支援ロボットのインテューイティブ・サージカル<ISRG>が大幅安。前日引け後に4-6月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。
ただ、株価は冴えない反応。主力の手術支援ロボット「ダヴィンチ」の手術件数の伸びが約4年ぶりの低水準に鈍化したことが嫌気された。第2四半期のダヴィンチ手術件数は約15%増加したが、第1四半期の16%増からは伸びが鈍化した。加えて、通期のダヴィンチ手術支援ロボットによる手術件数の成長見通しを据え置いたことも嫌気されている。
決算説明会で経営陣は、米国で手術件数の伸びが鈍化した背景として、医療保険制度改革法(ACA)の保険料補助金制度の変更を挙げた。サマスCFOは「ACAの保険料上乗せ補助の終了による影響を受けた患者層がいたため、第2四半期の米国におけるダヴィンチ手術件数の伸びには小幅ながらマイナスの影響があったと考えている」と説明した。
同社はまた、米国では特にダヴィンチによる肥満外科手術が、GLP-1系肥満薬の普及による影響を受けたことを明らかにした。CFOによると、第2四半期の肥満外科手術件数は前年比で高い1桁台の減少となった。
(4-6月・第2四半期)
・1株利益(調整後):2.80ドル(予想:2.50ドル)
・売上高:28.9億ドル 19%増(予想:28.2億ドル)
器具・アクセサリー:17.3億ドル(予想:17.2億ドル)
システム:6.85億ドル(予想:6.57億ドル)
サービス:4.72億ドル(予想:4.47億ドル)
・営業利益(調整後):12.2億ドル(予想:10.8億ドル)
・全世界の手術件数:16%増
・ダビンチ手術件数:15%増(予想:14.9%増)
・ダビンチ手術支援システム設置台数:1万1710台
・Ionシステム設置台数:1096台
・ダビンチ手術支援システム販売台数:468台(予想:444台)
・世界のIon手術件数:36%増
(通期見通し)
・ダビンチ手術件数:13.5~15.5%増を維持
・粗利益率(調整後):68.0~69.0%(従来:67.5~68.5%)(予想:67.9%)
・営業費用:11~13%増(従来:11~14%増)
【企業概要】
患者の体への負担が少ない低侵襲治療・手術支援ロボット技術を開発する。米国内外の医療機関に、一般外科・泌尿器科・婦人科・心臓胸部外科・頭頸部外科など幅広い手術において、多くの適応症を取得したダヴィンチ外科手術システムや低侵襲肺生検を可能にするIonエンドルミナルシステムなどを提供する。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
インテュイティブ・サージカル<ISRG> 355.60(-46.73 -11.61%)
手術支援ロボットのインテューイティブ・サージカル<ISRG>が大幅安。前日引け後に4-6月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。
ただ、株価は冴えない反応。主力の手術支援ロボット「ダヴィンチ」の手術件数の伸びが約4年ぶりの低水準に鈍化したことが嫌気された。第2四半期のダヴィンチ手術件数は約15%増加したが、第1四半期の16%増からは伸びが鈍化した。加えて、通期のダヴィンチ手術支援ロボットによる手術件数の成長見通しを据え置いたことも嫌気されている。
決算説明会で経営陣は、米国で手術件数の伸びが鈍化した背景として、医療保険制度改革法(ACA)の保険料補助金制度の変更を挙げた。サマスCFOは「ACAの保険料上乗せ補助の終了による影響を受けた患者層がいたため、第2四半期の米国におけるダヴィンチ手術件数の伸びには小幅ながらマイナスの影響があったと考えている」と説明した。
同社はまた、米国では特にダヴィンチによる肥満外科手術が、GLP-1系肥満薬の普及による影響を受けたことを明らかにした。CFOによると、第2四半期の肥満外科手術件数は前年比で高い1桁台の減少となった。
(4-6月・第2四半期)
・1株利益(調整後):2.80ドル(予想:2.50ドル)
・売上高:28.9億ドル 19%増(予想:28.2億ドル)
器具・アクセサリー:17.3億ドル(予想:17.2億ドル)
システム:6.85億ドル(予想:6.57億ドル)
サービス:4.72億ドル(予想:4.47億ドル)
・営業利益(調整後):12.2億ドル(予想:10.8億ドル)
・全世界の手術件数:16%増
・ダビンチ手術件数:15%増(予想:14.9%増)
・ダビンチ手術支援システム設置台数:1万1710台
・Ionシステム設置台数:1096台
・ダビンチ手術支援システム販売台数:468台(予想:444台)
・世界のIon手術件数:36%増
(通期見通し)
・ダビンチ手術件数:13.5~15.5%増を維持
・粗利益率(調整後):68.0~69.0%(従来:67.5~68.5%)(予想:67.9%)
・営業費用:11~13%増(従来:11~14%増)
【企業概要】
患者の体への負担が少ない低侵襲治療・手術支援ロボット技術を開発する。米国内外の医療機関に、一般外科・泌尿器科・婦人科・心臓胸部外科・頭頸部外科など幅広い手術において、多くの適応症を取得したダヴィンチ外科手術システムや低侵襲肺生検を可能にするIonエンドルミナルシステムなどを提供する。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース