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    2026年7月7日 22時40分

    トランプ大統領、トルコへのF35売却容認を示唆

     トランプ大統領は7日、トルコのアンカラで開かれているNATO首脳会議に合わせて、トルコのエルドアン大統領と会談。トランプ大統領は、ロシア製防空システム「S400」の導入を理由に米国が禁止している最新鋭ステルス戦闘機F35のトルコへの売却について「当然検討する」と述べ、自ら禁輸措置を覆す可能性を強く示唆した。

     米大統領として17年ぶりにアンカラを訪問したトランプ大統領はエルドアン大統領を「偉大な指導者」と称賛し、防衛やエネルギー、地域安全保障など幅広い分野での戦略的関係の強化を確認した。

     米側は関係改善の一環としてトルコがF35売却に必要な法的要件を満たしているか精査しているが、同時にS400の放棄も引き続き求めている。トルコ側は米国の技術的監督権を受け入れる妥協案には前向きなものの、ミサイル自体の保有は継続したい考えだ。また、トルコはロシア製兵器導入に伴う米国の制裁(CAATSA)解除を求めており、トランプ大統領は「友人に制裁は科したくない」と解除への意向を示した。ただ、解除にはトルコがS400の保有を終えるまで認めないとする国防権限法(NDAA)の改正に向けて、米議会を説得する必要がある。

     両首脳の緊密な関係は、緊迫化するNATO首脳会議の緊張緩和につながる可能性がある。トランプ大統領は加盟国に対し、国防費のGDP比5%への引き上げを要求。今年初めの米・イスラエルによるイランへの軍事作戦を巡り、事前協議がなかったことやテヘラン攻撃への協力を拒んだことを理由に、欧州諸国への批判を強めていた。

     米に次ぐNATO第2位の軍事力を持つトルコは、欧州諸国との関係強化を図る構え。トランプ大統領は8日にウクライナのゼレンスキー大統領とも会談する見通しで、ロシアを交渉の席に着かせるための米国の関与に注目が集まっている。

    株探ニュース