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    2026年7月1日 5時53分

    ナイキ、決算受け時間外で下落 経営陣が慎重な見通しを示す=米国株個別

    (NY時間16:53)(日本時間05:53)時間外
    ナイキ<NKE> 39.65(-1.40 -3.41%)

     ナイキ<NKE>が時間外で下落。引け後に3-5月期決算(第4四半期)を発表し、1株利益が予想を大きく上回ったほか、売上高も予想を上回った。1株利益については関税関連の還付金が寄与した。一方、コンバースブランドの低迷が依然として続いている。

     発表直後は時間外で株価は上昇の反応を見せたものの、すぐに下げに転じている。経営陣が慎重な見通しを示したことが嫌気されている模様。退任予定のフレンドCFOは声明で「製品を値引きせずに定価で販売する取り組みは依然として厳しい状況が続いている」と説明。なお、ファイザー<PFE>の現CFOであるデントン氏が8月に新CFOに就任する予定。

     ヒルCEOは同社を率いて約2年が経過したが、成長加速に向けた取り組みは思うように進まず、投資家の不満を招いている。今回の決算は前進を示す内容ではあったものの、経営陣に成果を求める市場の圧力を完全に和らげるには至っていないようだ。特に投資家の忍耐が試されている分野として、大中華圏とコンバースが挙げられる。大中華圏の業績は依然として低調だったが、予想範囲内ではあった。

     同社は一定の進展を見せている一方、ボストンマラソン向け広告が批判を浴びて取り下げたほか、W杯関連商品の一部が予定通り小売店へ配送されなかったなどの失策もあった。

    (3-5月・第4四半期)
    ・1株利益(調整後):0.20ドル(予想:0.12ドル)
    ・売上高:109.7億ドル 1.1%減(予想:108.4億ドル)
      直販:41.0億ドル
      卸売:66.0億ドル
    ・ナイキブランド売上高:107.2億ドル
      フットウェア:71.0億ドル
      アパレル:30.5億ドル
      用具:5.51億ドル
      コンバース:2.44億ドル
      北米:48.3億ドル
      EMEA:29.8億ドル
      大中華圏:13.0億ドル
      アジア・太平洋・南米:16.0億ドル
    ・粗利益率:49.2%(予想:39.9%)
    ・ナイキブランドEBIT:18.6億ドル
    ・北米EBIT:20.0億ドル
    ・EMEA EBIT:4.34億ドル
    ・大中華圏EBIT:2.43億ドル
    ・アジア・太平洋・南米EBIT:3.16億ドル

    MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

    株探ニュース