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    2026年6月3日 22時58分

    パロアルト、決算受け下落 すでに高い期待には届かなかったとの受け止め=米国株個別

    (NY時間09:57)(日本時間22:57)
    パロアルト<PANW> 280.68(-16.50 -5.55%)

     サイバーセキュリティのパロアルト<PANW>が下落。前日引け後に2-4月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。ガイダンスも公表し、27年度通期の見通しを上方修正した。

     ただ、株価は決算発表後に時間外で上昇したものの、その後に下げに転じている。同社株は年初来で61%上昇しており、すでに高い期待が株価に織り込まれていた。好決算ではあったものの、機関投資家を中心とするバイサイドの期待水準には届かなかったと受け止められているようだ。

     市場では、業績そのものは良好だったものの、株価の大幅高を正当化するほどのサプライズには欠けたとの見方が広がった。特にサイバーセキュリティ分野ではAI関連需要への期待からバリュエーションが高まっており、投資家の要求水準も上昇。そのため、予想超えの決算やガイダンス上方修正だけでは不十分で、さらに強い成長見通しが求められる状況となっている。今回の株価下落は、業績悪化というよりも、事前に高まっていた期待とのギャップを反映した動きと見られている。

    (2-4月・第3四半期)
    ・1株利益(調整後):0.85ドル(予想:0.79ドル)
    ・売上高:30.0億ドル 31%増(予想:29.4億ドル)
      製品:5.94億ドル 31%増(予想:5.62億ドル)
      サブスク・サポート:24.1億ドル 31%増(予想:23.7億ドル)
    ・繰延売上高:71.1億ドル 24%増(予想:65.5億ドル)
    ・研究開発費:7.34億ドル 48%増(予想:6.29億ドル)
    ・残存履行義務(RPO):184億ドル 36%増(予想:178.9億ドル)
    ・次世代セキュリティARR:81.0億ドル(予想:78.4億ドル)

    (5-7月・第4四半期見通し)
    ・1株利益(調整後):0.96~0.98ドル(予想:0.94ドル)
    ・売上高:33.5~33.6億ドル(予想:32.7億ドル)
    ・次世代セキュリティARR:89.0~89.5億ドル(予想:84.7億ドル)
    ・残存履行義務(RPO):209~210億ドル(予想:202.5億ドル)

    (27年度通期見通し)
    ・1株利益(調整後):3.77~3.79ドル(予想:3.70ドル)
    ・売上高:114.2~114.3億ドル(従来:112.8~113.1億ドル)(予想:112.9億ドル)
    ・次世代セキュリティARR:89.0~89.5億ドル(従来:85.2~86.2億ドル)(予想:84.7億ドル)
    ・残存履行義務(RPO):209~210億ドル(従来:202~203億ドル)(予想:202.1億ドル)

    MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

    株探ニュース