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    2026年6月2日 2時10分

    ソフトウエア株への買い戻し続く 半導体ロング・ソフトウエアショートのポジション解消の可能性も=米国株個別

    (NY時間13:10)(日本時間02:10)
    サービスナウ<NOW> 135.80(+11.43 +9.19%)
    IBM<IBM> 322.33(+24.53 +8.24%)
    ワークデイ<WDAY> 157.60(+11.41 +7.80%)
    アドビ<ADBE> 274.55(+15.34 +5.92%)
    セールスフォース<CRM> 209.63(+18.53 +9.70%)

     本日もソフトウエア株に買い戻しが膨らんでいる。5月26日から6月1日にかけて急騰し、サービスナウ<NOW>が34%上昇しているほか、IBM<IBM>が29%上昇、ワークデイ<WDAY>は24%上昇した。アドビ<ADBE>は14%の上昇。

     今回の上昇は、過去6カ月間市場で広く行われてきた「半導体株ロング・ソフトウエア株ショート」のポジション解消による影響の可能性が高いとも言われている。

     ファンダメンタルズ面では、これら企業の売上成長やキャッシュフロー見通しは昨年12月31日時点と比べてほとんど改善していない。また、AI脅威のリスクも大きくは変わっていない状況。

     一部企業では、マクロ経済環境や地政学的リスクの悪化を背景に成長見通しがむしろ悪化しており、こうした環境は新規契約獲得の重荷となっている。

     6月から7月にかけて他のソフトウエア企業の決算発表が本格化するが、こうした投資家心理が大きく改善する兆候は現時点で見られないとの指摘も出ている。そのため、今回の株価上昇は業績見通しの改善というよりも、ポジション調整主導の色彩が強いとの見方も示されている。

     セールスフォース<CRM>も続伸。こちらは本日IPOに向けて始動したアンソロピックの動向を材料視。セールスフォースは、これまで複数回にわたりアンソロピックへ出資しており、現在保有するアンソロピック株の価値は約50億ドルに達すると見られている。アンソロピックは先週、650億ドルの資金調達を実施したと発表。この調達を反映した企業価値は9650億ドルとなり、オープンAIを上回る水準。

     セールスフォースが保有する数百社への戦略投資の帳簿価額は、4月末時点で78億ドル。この数字はアンソロピックの最新資金調達前の評価額に基づくもので、そのため、アンソロピックの評価額上昇を反映すると、セールスフォースの保有資産価値はさらに増加している可能性が高いとも見られている。

     市場では、アンソロピックのIPOが実現すれば、セールスフォースにとって大きな含み益創出の要因になるとの見方が有力視されている。

    MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

    株探ニュース