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    2026年5月28日 5時37分

    セールスフォース、決算受け時間外で下落 第2四半期の売上高見通しが予想に届かず=米国株個別

    (NY時間16:37)(日本時間05:37)時間外
    セールスフォース<CRM> 173.47(-4.04 -2.28%)

     セールスフォース<CRM>が時間外で下落。引け後に2-4月期決算(第1四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。ただ、受注残にあたる残存履行義務は予想を下回っている。ガイダンスも公表し、第2四半期の売上高見通しが予想に僅かに届かなかった一方、27年度通期見通しは上方修正した。

     ベニオフCEOは「過去最高の売上高、契約、キャッシュフローを達成した」とコメント。ワシントンCOOは「セールス、サービス、スラック、エージェントフォース、データ360が下期の成長加速を牽引する」と説明。

     発表直後は時間外で売買交錯となったものの、次第に売りが優勢となっている。第2四半期の売上高見通しが予想に僅かに届かなかったことで、AIがソフトウェア業界を変革する可能性への懸念を抱える投資家心理を冷やした。

     顧客管理ソフトウェア最大手である同社は、AI時代でも成長できることを示す必要に迫られている。同社は、顧客対応などを人間の介在なしで処理するAIツール「エージェントフォース」を積極展開している。ただし、同製品の実際の機能がマーケティング内容に必ずしも追いついていないとの報道も流れていた。

     一方、エージェントフォースの年間売上寄与の見通しは現在12億ドルへ達する見込みとなっており、2月時点の8億ドルから増加。また、セールスフォース基盤上でのAIモデル利用量は前四半期比で2倍超へ拡大したという。

     同社は今月初め、製品別売上高開示を簡素化すると発表。今後は、「アプリケーション」と「インフラデータ」の2大区分で売上成長を開示する。アプリケーションは7%増、インフラ・データは23%増となった。

    (2-4月・第1四半期)
    ・1株利益(調整後):3.88ドル(予想:3.13ドル)
    ・売上高:111.3億ドル 13%増(予想:110.5億ドル)
      サブスク&サポート:105.9億ドル 14%増(予想:105.1億ドル)
      プロフェッショナル・その他:5.40億ドル 1.5%増(予想:5.24億ドル)
    ・営業利益(調整後):38.7億ドル 22%増(予想:37.0億ドル)
    ・営業利益率(調整後):34.8%(予想:33.4%)
    ・残存履行義務:679億ドル 11%増(予想:689.4億ドル)
      流動残存履行義務:336億ドル 14%増(予想:336.7億ドル)
      非流動残存履行義務:343億ドル(予想:350.8億ドル)
    ・FCF:65.6億ドル 4.1%増(予想:68.0億ドル)

    (5-7月・第2四半期見通し)
    ・1株利益(調整後):3.25~3.27ドル(予想:3.25ドル)
    ・売上高:112.7~113.5億ドル(予想:113.6億ドル)
    ・流動残存履行義務:約14%増

    (27年度通期見通し)
    ・1株利益(調整後):14.06~14.12ドル(従来:13.11~13.19ドル)(予想:13.22ドル)
    ・売上高:459~462億ドル(従来:458~462億ドル)(予想:461億ドル)
    ・営業利益率(調整後):34.3%を維持

    MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

    株探ニュース