2026年5月26日 23時50分
米株式市場における過去10年の5大変化 現在はインフレが最大リスク
ストラテジストは、過去10年間で市場構造は大きく変化しており、現在はインフレが最大のリスクとして認識されていると指摘。米国市場ではこの10年で5つの大きな変化が起きたと述べている。その中でも特に重要なのが、投資家による「成長」と「インフレ」への見方の変化だという。
【米株式市場における過去10年の5大変化】
1、最大のリスクが「景気減速」から「インフレ」へシフト
1990年代後半からコロナ禍直後までは景気減速が主な懸念材料だったが、現在はインフレ上昇や利上げが最大の懸念となっている。株価はインフレ指標やFRBの金利決定に敏感に反応するようになっている。
2、 バリュー株とグロース株のベータ(値動きの大きさ)の逆転
大手ITやAIブームを背景に、従来は高ベータだった大型バリュー株が防御的セクターへと変化。一方、かつて低ベータだった大型グロース株(AI関連など)が、現在は最も高ベータな領域となっている。
3、米国株の大きすぎて潰せない(Too Big To Fail)化
米国株の時価総額はGDPの約2.5倍に達している。景気後退で市場が30%下落するとGDPの約70%相当の資産が失われるため、政策当局が市場救済へ動く痛みの閾値は以前より低くなっている可能性が高い。
4、過去最高水準に達した株式市場の集中度
S&P500における上位10銘柄の時価総額の比率が40%を超えている。特にIT・ハイテク企業の利益成長が著しく、マグニフィセント7には約8000本の投資信託が資金を投じている。
5、銘柄選択ツールとしての「バリュエーション」の機能不全
かつては割安株が優位だったが、金融危機以降は割高な企業がアウトパフォームし続けている。歴史的には市場全体の新高バリュエーションは低リターンに繋がる傾向があったが、現在はその法則が当てはまらなくなっている。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
【米株式市場における過去10年の5大変化】
1、最大のリスクが「景気減速」から「インフレ」へシフト
1990年代後半からコロナ禍直後までは景気減速が主な懸念材料だったが、現在はインフレ上昇や利上げが最大の懸念となっている。株価はインフレ指標やFRBの金利決定に敏感に反応するようになっている。
2、 バリュー株とグロース株のベータ(値動きの大きさ)の逆転
大手ITやAIブームを背景に、従来は高ベータだった大型バリュー株が防御的セクターへと変化。一方、かつて低ベータだった大型グロース株(AI関連など)が、現在は最も高ベータな領域となっている。
3、米国株の大きすぎて潰せない(Too Big To Fail)化
米国株の時価総額はGDPの約2.5倍に達している。景気後退で市場が30%下落するとGDPの約70%相当の資産が失われるため、政策当局が市場救済へ動く痛みの閾値は以前より低くなっている可能性が高い。
4、過去最高水準に達した株式市場の集中度
S&P500における上位10銘柄の時価総額の比率が40%を超えている。特にIT・ハイテク企業の利益成長が著しく、マグニフィセント7には約8000本の投資信託が資金を投じている。
5、銘柄選択ツールとしての「バリュエーション」の機能不全
かつては割安株が優位だったが、金融危機以降は割高な企業がアウトパフォームし続けている。歴史的には市場全体の新高バリュエーションは低リターンに繋がる傾向があったが、現在はその法則が当てはまらなくなっている。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース