2026年2月12日 3時54分
クラフト・ハインツ、分割計画を停止を発表 株価は小幅高=米国株個別
(NY時間13:53)(日本時間03:53)
クラフト・ハインツ<KHC> 24.95(+0.05 +0.18%)
食品のクラフト・ハインツ<KHC>が取引開始前に10-12月期決算(第4四半期)を発表し、売上高は予想範囲内だったものの、1株利益は予想を上回った。ただ、通期のガイダンスでは予想を下回る1株利益の見通しを示している。既存事業売上高も予想以上の減収を見込んでいる。
米国事業の回復を図るため、マーケティング、営業、研究開発、製品力強化および選択的価格施策に総額6億ドルを投資すると発表。また、声明では「規律ある財務運営によりバランスシートは強固であり、フリーキャッシュフロー(FCF)の創出力も堅調。これらの投資を実行しつつ、余剰キャッシュも創出できる体制にある」とコメントした。
同社はまた、予定していた2社への分割計画を停止した。同社は数週間前、食品会社分割の経験を持つカヒレーン氏を新たなCEOとして迎えていた。カヒレーンCEOは、「収益力の強化に集中するため、分割を一時停止する判断を下した」と述べた。同氏は1月1日にCEOに就任。
カヒレーンCEOは「短期的に事業を立て直し、より前向きな軌道に転換する余地がいかに大きいかを学んだ」とした上で、「リソースに限りがあるため、これがわれわれにとって最善の選択だとの結論に至った」と述べた。
今回の決定は、約10年前にバフェット氏が主導した460億ドル規模の合併に端を発する一連の経緯に新たな展開をもたらす動き。この合併は投資家の期待に応えられず、その後株価は3分の2下落した。それでもバフェット氏は分割計画に失望を示し、同氏率いるバークシャー・ハサウェイ<BRK.B>は1月に保有するクラフト・ハインツ株の株式28%を売却する意向を示した。
アナリストは「分割の一時停止は賢明な判断のように見える」と指摘。「真の価値を見極めるのは困難だった」とし、より健全な事業体制で改めて進めれば、「こうした取引でより高い評価を引き出せるだろう」と分析している。
カヒレーンCEOは、投資によりクラフト・ハインツの勢いが回復すれば、「分割の次の段階について判断する上で、より良い態勢になれる」としつつ、分割計画の一時停止について期限は設けていないと述べた。
株価は小幅高での推移となっている。
(10-12月・第4四半期)
・1株利益(調整後):0.67ドル(予想:0.61ドル)
・売上高:63.5億ドル(予想:63.7億ドル)
・既存事業売上高:4.2%減(予想:3.7%減)
北米:5.4%減(予想:5.4%減)
海外先進国:2.4%減(予想:1.2%減)
新興国:2.2%増(予想:4.76%増)
・価格:0.5ポイント上昇
・数量/ミックス:4.7ポイント低下
(通期見通し)
・1株利益(調整後):1.98~2.10ドル(予想:2.50ドル)
・既存事業売上高:1.5~3.5%減(予想:0.6%減)※SNAPの逆風約1%ポイントを含む
・粗利益率(調整後):0.25~0.75%ポイント低下
・営業利益(調整後):14~18%減
・FCFコンバージョン:約100%
【企業概要】
多様なブランド名で、調味料・ソース・チーズ・乳製品・肉類・清涼飲料水・コーヒーや、その他の食品・飲料を製造又は製造委託し、米国・カナダとその他の国々で販売する。自社販売組織や代理店、およびeコマースや小売業者を通じて製品を販売する。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
クラフト・ハインツ<KHC> 24.95(+0.05 +0.18%)
食品のクラフト・ハインツ<KHC>が取引開始前に10-12月期決算(第4四半期)を発表し、売上高は予想範囲内だったものの、1株利益は予想を上回った。ただ、通期のガイダンスでは予想を下回る1株利益の見通しを示している。既存事業売上高も予想以上の減収を見込んでいる。
米国事業の回復を図るため、マーケティング、営業、研究開発、製品力強化および選択的価格施策に総額6億ドルを投資すると発表。また、声明では「規律ある財務運営によりバランスシートは強固であり、フリーキャッシュフロー(FCF)の創出力も堅調。これらの投資を実行しつつ、余剰キャッシュも創出できる体制にある」とコメントした。
同社はまた、予定していた2社への分割計画を停止した。同社は数週間前、食品会社分割の経験を持つカヒレーン氏を新たなCEOとして迎えていた。カヒレーンCEOは、「収益力の強化に集中するため、分割を一時停止する判断を下した」と述べた。同氏は1月1日にCEOに就任。
カヒレーンCEOは「短期的に事業を立て直し、より前向きな軌道に転換する余地がいかに大きいかを学んだ」とした上で、「リソースに限りがあるため、これがわれわれにとって最善の選択だとの結論に至った」と述べた。
今回の決定は、約10年前にバフェット氏が主導した460億ドル規模の合併に端を発する一連の経緯に新たな展開をもたらす動き。この合併は投資家の期待に応えられず、その後株価は3分の2下落した。それでもバフェット氏は分割計画に失望を示し、同氏率いるバークシャー・ハサウェイ<BRK.B>は1月に保有するクラフト・ハインツ株の株式28%を売却する意向を示した。
アナリストは「分割の一時停止は賢明な判断のように見える」と指摘。「真の価値を見極めるのは困難だった」とし、より健全な事業体制で改めて進めれば、「こうした取引でより高い評価を引き出せるだろう」と分析している。
カヒレーンCEOは、投資によりクラフト・ハインツの勢いが回復すれば、「分割の次の段階について判断する上で、より良い態勢になれる」としつつ、分割計画の一時停止について期限は設けていないと述べた。
株価は小幅高での推移となっている。
(10-12月・第4四半期)
・1株利益(調整後):0.67ドル(予想:0.61ドル)
・売上高:63.5億ドル(予想:63.7億ドル)
・既存事業売上高:4.2%減(予想:3.7%減)
北米:5.4%減(予想:5.4%減)
海外先進国:2.4%減(予想:1.2%減)
新興国:2.2%増(予想:4.76%増)
・価格:0.5ポイント上昇
・数量/ミックス:4.7ポイント低下
(通期見通し)
・1株利益(調整後):1.98~2.10ドル(予想:2.50ドル)
・既存事業売上高:1.5~3.5%減(予想:0.6%減)※SNAPの逆風約1%ポイントを含む
・粗利益率(調整後):0.25~0.75%ポイント低下
・営業利益(調整後):14~18%減
・FCFコンバージョン:約100%
【企業概要】
多様なブランド名で、調味料・ソース・チーズ・乳製品・肉類・清涼飲料水・コーヒーや、その他の食品・飲料を製造又は製造委託し、米国・カナダとその他の国々で販売する。自社販売組織や代理店、およびeコマースや小売業者を通じて製品を販売する。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース