マスク氏率いるＡＩ企業ｘＡＩは、大規模データセンター群を拡張するためテネシー州メンフィス市近くで３棟目を購入した。ＡＩトレーニング容量をほぼ２ギガワット（ＧＷ）の計算能力に引き上げることを目指している。

　メンフィスは、マスク氏が多額の費用を投じるＡＩ開発競争の最前線となっている。ｘＡＩは同市に「コロッサス」と呼ばれるデータセンターを１棟建設済みで、２０万個以上のエヌビディア<NVDA>製チップを配備し、同社のＡＩチャットボット「グロック」を支える技術を動かしている。ｘＡＩは、マスク氏が「コロッサス２」と呼ぶさらに大規模な２棟目の施設の建設を進めているところだ。

　マスク氏は３０日、３棟目の建物を購入したとＸに投稿。これにより、ｘＡＩのトレーニング計算能力はほぼ２ＧＷに達するだろう述べた。

　マスク氏は３棟目の場所を明らかにしなかったが、ジ・インフォメーションは関係者の話として、近隣のミシシッピ州サウスヘイブンにあると報じている。


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