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    2025年12月30日 23時50分

    メタ、シンガポールのAIスタートアップを買収で合意=米国株個別

    (NY時間09:47)(日本時間23:47)
    メタ<META> 665.23(+6.54 +0.99%)

     メタ<META>が上昇。同社はシンガポールに本拠を置くAIスタートアップ、マヌス社を買収することで合意したと発表した。人気のAIエージェントを取り込むことで、巨額のAI投資を事業化する取り組みを進める。

     ザッカーバーグCEOは、AIを自社の最優先課題に位置付けており、研究者の採用やデータセンター建設、新たなモデル開発に数十億ドルを投じている。

     マヌス社は企業向けにサブスクリプション型のAIエージェントを販売。年ベース経常収益(ARR)は今年に入り1億2500万ドルに達しており、メタにとってAI投資の一部をより早期に回収する手段となる可能性がある。合意の詳細は分かっていない。

     メタは今回の買収でマヌスの技術と経営陣を獲得するが、新チームが社内のどこに配置されるかは明らかにしていない。発表文では、マヌスのサービスを引き続き運営・販売するとともに、自社製品に統合していくとしている。

     マヌスの親会社であるバタフライ・エフェクト社は、中国で創業した後にシンガポールへ移転。米ベンチャーキャピタル(VC)のベンチマークが主導した今年の資金調達ラウンドで、同社の評価額は約5億ドルとなった。

     ベンチマークは当時、中国との関係を持つAI企業に出資したとして、議員や他のベンチャー投資家から批判されていた。

    MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

    株探ニュース