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    2025年12月19日 0時27分

    電力2社が上昇 PJMの落札価格が再び過去最高を更新=米国株個別

    (NY時間10:24)(日本時間00:24)
    タレン・エナジー<TLN> 374.54(+22.58 +6.41%)
    コンステレーション・エナジー<CEG> 363.34(+22.37 +6.56%)

     タレン・エナジー<TLN>とコンステレーション・エナジー<CEG>の電力2社が上昇。米最大の送電網運営会社PJMインターコネクションが実施した容量市場オークションの落札価格が再び過去最高を更新し、27年度に利用者が負担する電力コストが膨らむ見通しとなった。同社に負担軽減を求める声が高まっている。

     PJMによると、ニュージャージー州からシカゴにかけての地域で27年度に家庭・企業が負担する電力コストは過去最大の164億ドルとなる。PJMの送電網は全米人口の約5分の1を抱える13州をカバーしている。

     容量市場オークションでは、発電事業者が送電網向けに稼働可能な状態を維持する対価として受け取る額を決定する。

     17日に公表された結果によると、支払いの基準となる日次価格は1メガワット時当たり従来の329.17ドルから333.44ドルに上昇した。

     「PJMにかかる圧力は極めて大きい。市民の怒りは高まっている」とのコメントも出ている。

    【企業概要】
    *タレン・エナジー
     米国で、電力インフラを所有・運営し、卸売電力市場向けに電力・容量および補助サービスを生産・販売する。発電設備は主に中部大西洋岸とモンタナ州にあり、発電の大部分をゼロカーボンの原子力発電所および低炭素のガス火力発電所で生産することで、脱炭素化の取り組みを推進する。

    *コンステレーション・エナジー
     米国本土の企業・家庭・地域社会・公共部門の顧客向けに、カーボンフリーエネルギー製品とサービスを提供する。原子力・水力・風力・太陽光発電施設からなる発電設備を有し、気候危機に対する長期的な解決策を模索する顧客を支援する。カナダと英国でも事業を行う。

    MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

    株探ニュース