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    2025年12月19日 2時06分

    アクセンチュア、決算受け下落 ガイダンスが減速を示唆=米国株個別

    (NY時間12:06)(日本時間02:06)
    アクセンチュア<ACN> 267.54(-6.20 -2.26%)

     ITコンサルのアクセンチュア<ACN>が下落。取引開始前に9-11月期決算(第1四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。ただ、株価は冴えない反応。ガイダンスが減速を示唆している点が嫌気されている模様。26年度通期の売上高見通しは据え置かれている。

     アナリストは「今回の決算は堅調な内容だった一方、第2四半期の成長見通しは第1四半期と同水準だが、中央値は予想を1ポイント下回っている」と述べている。

     また、「足元の株価上昇を踏まえると、下限の見通し引き上げを見送ったのは不透明感の高まりによるものなのか、それとも慎重姿勢によるものなのかが今後の重要な論点になる」とも指摘した。

    (9-11月・第1四半期)
    ・1株利益(調整後):3.94ドル(予想:3.72ドル)
    ・売上高:187.0億ドル 5.7%増(予想:185.2億ドル)
      通信・メディア・テクノロジー:31.0億ドル(予想:30.6億ドル)
      金融サービス:36.0億ドル(予想:34.5億ドル)
      製品:57.4億ドル(予想:56.7億ドル)
      医療・公共サービス:38.0億ドル(予想:37.5億ドル)
      資源:25.0億ドル(予想:25.3億ドル)
    ・粗利益率:33.1%(予想:32.9%)
    ・新規受注高:209.0億ドル
      コンサルティング新規受注:98.8億ドル(予想:94.9億ドル)
      マネージドサービス新規受注:110.6億ドル(予想:98.5億ドル)
    ・FCF:15.0億ドル
    ・営業キャッシュフロー:16.6億ドル(予想:12.8億ドル)

    (12-2月・第2四半期見通し)
    ・売上高:173.5~180.0億ドル(予想:177.6億ドル)

    (26年度通期見通し)
    ・売上高成長率:2~5%を維持
    ・1株利益(調整後):13.52~13.90ドルを維持(予想:13.79ドル)
    ・営業キャッシュフロー:108~115億ドルを維持(予想:110.3億ドル)
    ・FCF:98~105億ドルを維持

    【企業概要】
     戦略・コンサルティング、インタラクティブ、テクノロジー、オペレーションの各分野で幅広く、デジタル機能を備えたプロフェッショナルサービスを世界で提供する。通信・メディア・テクノロジー、金融サービス、医療・公共サービス、製品、資源の各産業グループに関する専門知識を活かして、顧客に価値を提供する。

    MINKABU PRESS編集部 野沢卓美


    株探ニュース