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    2025年12月12日 22時55分

    ダウ先物は小幅高もナスダック100は下落 ブロードコムが時間外で下落=米国株

    米株価指数先物(12月限)(NY時間08:40)(日本時間22:40)
    ダウ先物 48827(+81.00 +0.17%)
    S&P500 6900.50(-6.75 -0.10%)
    ナスダック100先物 25589.00(-124.50 -0.48%)

     きょうの米株価指数先物市場、ダウ先物は小幅に上昇しているものの、S&P500、ナスダック100は下落。IT・ハイテク株の一角に軟調な動きが見られている。ブロードコム<AVGO>の決算を受けて時間外で下落していることが圧迫している模様。決算自体は好調な内容だったものの、AI関連の売上高見通しが投資家の高い期待に届かなかったことが嫌気されている。

     今週のオラクル<ORCL>に続き、ブロードコム<AVGO>も決算を受けて冴えない反応を見せており、市場ではAI関連株の高バリュエーションに対する懸念が再燃している。ただ、ここに来て物色の矛先がAI関連中心のIT・ハイテク株一辺倒から他の出遅れセクターにも向かっており、いわゆるローテーションの動きが米株式市場を支えている。そのような中、ダウ平均は最高値を更新。

     「ダウ平均は素晴らしいパフォーマンスを示しており、この流れが続けば相場の裾野が広がる取引の始まりになる可能性がある。強気相場が続く鍵は、いわゆるマグニフィセント7に頼らず、残りの市場が上昇することにあり、バトンがうまく引き継がれれば、来年初めにかけての上昇も不思議ではない」とのコメントも出ている。

     ヨガウエアのルルレモン・アスレティカ<LULU>が決算を受け時間外で大幅高。既存店売上高が予想を上回ったほか、ガイダンスも公表し、通期見通しを上方修正した。自社株買いプログラムを10億ドル増額するとも発表。

     ライフサイエンス向けソフトウエアを手掛けるヴィーバ・システムズ<VEEV>が時間外で下落。アナリストが投資判断を「中立」に引き下げ、目標株価は従来の325ドルを取り下げた。

     建材メーカーのクアネクス・ビルディング・プロダクツ<NX>が決算を受け時間外で大幅高。1株利益、売上高とも予想を上回った。ウィルソンCEOは声明で「現在の環境下においても、事業全体の底堅さが引き続き確認できている」と述べた。

     ネットワーク機器のシエナ<CIEN>が時間外で反落。前日は決算を受けて上昇していたものの、本日は反落。アナリストが投資判断を「中立」に引き下げ、目標株価を190ドルに設定した。

    (NY時間08:50)(日本時間22:50)時間外
    ブロードコム<AVGO> 384.75(-21.62 -5.32%)
    ルルレモン<LULU> 206.80(+19.79 +10.58%)
    ヴィーバ・システムズ<VEEV> 222.00(-7.49 -3.26%)
    クアネクス<NX> 19.04(+3.96 +26.26%)
    シエナ<CIEN> 238.40(-3.97 -1.64%)

    アップル<AAPL> 277.59(-0.44 -0.16%)
    マイクロソフト<MSFT> 483.31(-0.16 -0.03%)
    アマゾン<AMZN> 230.79(+0.51 +0.22%)
    アルファベットC<GOOG> 315.38(+1.68 +0.54%)
    アルファベットA<GOOGL> 314.24(+1.81 +0.58%)
    テスラ<TSLA> 447.10(+0.21 +0.05%)
    メタ<META> 650.50(-2.21 -0.34%)
    エヌビディア<NVDA> 181.82(+0.89 +0.49%)
    AMD<AMD> 218.68(-2.75 -1.24%)
    イーライリリー<LLY> 1019.72(+10.34 +1.02%)

    MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

    株探ニュース