（NY時間10:55）（日本時間00:55）
ネクストドア<NXDR>　2.35（+0.34　+16.91%）

　地域密着型のＳＮＳプラットフォームを手掛けるネクストドア<NXDR>が大幅高。著名ヘッジファンド・マネジャーが強気の見解を示したことが材料視されている。ＡＩ時代の欠かせないプラットフォームと評価。同ヘッジファンドはオープンドア<OPEN>やベター・ホーム＆ファイナンス<BETR>など“個人投資家主導の急騰銘柄”を次々と押し上げてきた。

　ヘッジファンドのＥＭＪキャピタルを率いるジャクソン氏は同社を「市場で最も誤解されているプラットフォームの１つ」と説明。ＡＩ時代における本当の価値がまだ評価されていないと指摘した。

　ジャクソン氏は、同社が１億世帯以上の実在する認証済みユーザーを抱え、ボットがゼロという代替不可能なアイデンティティ・グラフを持つ点が最大の強みだと述べ、成長余地は広告モデルを前提とした現在の評価を大きく上回ると主張した。

　ジャクソン氏の強気発言はこれまでにも影響力を持ち、彼が６月から推し始めたオープンドアは年初来で３６０％超上昇。また、同氏の発言はベター・ホームの１７６％急騰も引き起こし、「ミーム株」で知られるキース・ギル氏との比較を呼んだ。

　一方、ジャクソン氏のファンドは、ボラティリティの高い小型株を多く保有しているとして市場の注目も集めている。

【企業概要】
　世界の各地域で、近隣住民・公共機関・企業が地域に密着した重要な情報を共有するプラットフォームを手掛ける。信頼できる地域ニュース、リアルタイムの安全警報、近隣住民のおすすめ情報、売り出し物件や無料物件、地域イベントなどの情報を提供するほか、ブランドや企業向けに広告プラットフォームも提供。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース