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    2025年6月23日 21時36分

    中国ディープシーク、制裁を回避し先端半導体を入手する方法を模索と伝わる

     中国のAIスタートアップ、ディープシークが中国の軍および情報機関を支援し、制裁を回避して先端半導体を入手する方法を模索しているという。ロイターが米国務省高官の話として伝えた。

     同社は2025年1月、低コストながら高性能なAIモデルを発表し、世界的に注目を集めた。その後、北京の監視機関と情報を共有しているとされており、米国務省高官は「ディープシークは中国の軍および情報活動を支援してきた。そして今後も支援する可能性が高い」と述べている。軍や国防関連機関による調達記録で、同社の名前が150回以上登場しているという。

     米当局は以前から、同社がシンガポールの第三者企業を通じてエヌビディア<NVDA>製の先端半導体を調達していた疑いについて調査していた。同社の研究者は、エヌビディアが中国市場向けに開発した「H800」チップ2048個を用いてV3モデルを訓練したと論文で明かしている。一方、米政府高官によると、ディープシークはエヌビディアの最上位チップ「H100」を大量に入手していたという。

     同社は東南アジアのペーパーカンパニーを通じて、米国の輸出規制を回避しようとしており、同地域のデータセンター経由で米国製チップにリモートアクセスしようとしていたとも報じられている。

    株探ニュース