2025年6月18日 21時17分
JPモルガン、ドル預金トークン「JPMD」の試験運用を開始
JPモルガン<JPM>は、ドル預金トークン「JPMD」の試験運用を開始する。デジタル資産への対応強化の一環で、ブロックチェーン分野の取り組みが著しく前進する。
同銀は、一定額のJPMDをデジタルウォレットから暗号資産(仮想通貨)交換業者コインベース<COIN>に数日中に移すことを明らかにした。
JPMDはコインベースが手掛けるパブリック・ブロックチェーン、「ベース」上で発行と送金を行い、将来的にコインベースの機関投資家が預金トークンを取引に利用できるようになる。数カ月間の試験運用後、規制当局の承認を待って他の利用者や通貨に対象を広げる予定。
預金トークンは、顧客が口座に持つ実際の預金を裏付けとするデジタル資産の一種で、法定通貨や米国債などを裏付け資産とするステーブルコインとは異なる。
同銀は「機関投資家の観点からすると、預金トークンはステーブルコインよりも優れた選択肢だ」と述べ、JPMDのような預金トークンは将来的に利子が付与されたり、預金保険の対象になったりする可能性さえあると指摘した。主要なステーブルコインにこうした利点はない。
株探ニュース
同銀は、一定額のJPMDをデジタルウォレットから暗号資産(仮想通貨)交換業者コインベース<COIN>に数日中に移すことを明らかにした。
JPMDはコインベースが手掛けるパブリック・ブロックチェーン、「ベース」上で発行と送金を行い、将来的にコインベースの機関投資家が預金トークンを取引に利用できるようになる。数カ月間の試験運用後、規制当局の承認を待って他の利用者や通貨に対象を広げる予定。
預金トークンは、顧客が口座に持つ実際の預金を裏付けとするデジタル資産の一種で、法定通貨や米国債などを裏付け資産とするステーブルコインとは異なる。
同銀は「機関投資家の観点からすると、預金トークンはステーブルコインよりも優れた選択肢だ」と述べ、JPMDのような預金トークンは将来的に利子が付与されたり、預金保険の対象になったりする可能性さえあると指摘した。主要なステーブルコインにこうした利点はない。
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