2025年6月6日 22時12分
世界の株式、テクニカル的な「売り」シグナルの発動する寸前
世界の株式が記録的な水準に達したことで、テクニカル的な「売り」シグナルを発動する寸前に迫っている。米大手銀のストラテジストが警告した。
同ストラテジストは、ファンドの資金流入とマーケット・ブレス(市場の広がり)に関するデータポイントを根拠に、投資家がリスク資産に急激に資金を投入し、ポジションが過度に拡大していると指摘している。今年に入ってから世界の株式ファンドに約5150億ドルの資金が流入しており、記録上2番目に大きな資金流入となる見込みだという。
過去2カ月で株価が20%も急騰しており、市場は加熱し過ぎており、ポジショニングも過度に偏っていると指摘。これは理論上、買いの勢いが間もなく尽き、株価が反落しやすくなる可能性があるとして、弱気のサインとされるという。
過去4週間の株式およびハイイールド債への資金流入は総資産の0.9%に達しており、これが1%を超えると「売り」シグナルになると述べている。
さらに、現在の市場は買われ過ぎの領域に接近しており、世界の株価指数のうち約84%が50日線および200日線を上回って推移している。その割合が88%に達すると、売りのトリガーになるとも述べた。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
同ストラテジストは、ファンドの資金流入とマーケット・ブレス(市場の広がり)に関するデータポイントを根拠に、投資家がリスク資産に急激に資金を投入し、ポジションが過度に拡大していると指摘している。今年に入ってから世界の株式ファンドに約5150億ドルの資金が流入しており、記録上2番目に大きな資金流入となる見込みだという。
過去2カ月で株価が20%も急騰しており、市場は加熱し過ぎており、ポジショニングも過度に偏っていると指摘。これは理論上、買いの勢いが間もなく尽き、株価が反落しやすくなる可能性があるとして、弱気のサインとされるという。
過去4週間の株式およびハイイールド債への資金流入は総資産の0.9%に達しており、これが1%を超えると「売り」シグナルになると述べている。
さらに、現在の市場は買われ過ぎの領域に接近しており、世界の株価指数のうち約84%が50日線および200日線を上回って推移している。その割合が88%に達すると、売りのトリガーになるとも述べた。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース