2025年5月13日 21時10分
米大手銀のストラテジスト、反発局面を逃した投資家が追随を余儀なくされる
米大手銀のストラテジストは、米中貿易協議の合意をきっかけに始まった株式相場の急騰に対し、先月の反発局面を逃した投資家が追随を余儀なくされる可能性が高いと指摘している。
スイスでの米中貿易協議の前に実施したファンドマネジャー調査によると、米国株のネットポジションは38%のアンダーウェイトで、それは2年ぶりの高水準となっていた。ドルへのエクスポージャーも2006年以来の最低水準で、回答者の約40%がドル安へのヘッジを強化する意向を示していたという。
その上で同ストラテジストは、「米中合意が景気後退や信用市場のショックを回避するとしても、調査結果からは、弱気派が多かったことから、やや痛みを伴う上昇になる可能性も示唆している」と指摘。
さらに、景気後退がなくインフレが持続する、いわゆるノーランディング・シナリオが米株式、新興市場、小型株、エネルギーセクターにとって最も有力だとも述べている。一方、金には最もネガティブな影響を与えるとも述べた。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
スイスでの米中貿易協議の前に実施したファンドマネジャー調査によると、米国株のネットポジションは38%のアンダーウェイトで、それは2年ぶりの高水準となっていた。ドルへのエクスポージャーも2006年以来の最低水準で、回答者の約40%がドル安へのヘッジを強化する意向を示していたという。
その上で同ストラテジストは、「米中合意が景気後退や信用市場のショックを回避するとしても、調査結果からは、弱気派が多かったことから、やや痛みを伴う上昇になる可能性も示唆している」と指摘。
さらに、景気後退がなくインフレが持続する、いわゆるノーランディング・シナリオが米株式、新興市場、小型株、エネルギーセクターにとって最も有力だとも述べている。一方、金には最もネガティブな影響を与えるとも述べた。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース