2025年4月5日 4時39分
今週の株暴落でIPOへの期待が大きく後退 延期が相次ぐ
米国のIPOが復活するのではないかというかすかな期待は今週の株暴落で大きく後退した。ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が関係者の話として伝えたところによると、チケット仲介のスタブハブ社と後払い式のスウェーデンのフィンテック企業クラーナ社は、来週に予定されていたIPOの投資家向け事業説明会を延期した。また、別のフィンテック企業のチャイム社は米証券取引委員会(SEC)への財務報告書の提出を延期し、それに伴いIPOも延期することになる。
さらに、仮想物理療法のヒンジ・ヘルス社は4月下旬にIPOを予定しているが、市場の動向を見守っている最中。一方、仮想通貨のサークル社は公開に向けた次のステップに近づいていたが、現在はどうすべきか不安な様子で見守っているという。
米国のIPOは過去3年間、厳しい状況が続いていたが、多くの銀行や弁護士は今年こそ正常なペースに戻る年になることを期待していた。しかし、トランプ関税による世界的な貿易戦争への懸念が株式市場を混乱させ、IPO企業の投資家や経営陣を不安にさせているようだ。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
さらに、仮想物理療法のヒンジ・ヘルス社は4月下旬にIPOを予定しているが、市場の動向を見守っている最中。一方、仮想通貨のサークル社は公開に向けた次のステップに近づいていたが、現在はどうすべきか不安な様子で見守っているという。
米国のIPOは過去3年間、厳しい状況が続いていたが、多くの銀行や弁護士は今年こそ正常なペースに戻る年になることを期待していた。しかし、トランプ関税による世界的な貿易戦争への懸念が株式市場を混乱させ、IPO企業の投資家や経営陣を不安にさせているようだ。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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