（NY時間09:39）（日本時間23:39）
マクドナルド<MCD>　306.46（+12.16　+4.13%）

　マクドナルド<MCD>が上昇。取引開始前に１０－１２月期決算（第４四半期）を発表し、海外市場が予想外に好調で既存店売上高が予想を上回った。１株利益、売上高は予想を下回っている。日本や中東、フランスや英国などの海外部門が好調で、米国の不振を相殺する結果となった。

　同社は、営業利益率を４０％台半ばから後半と見込んでおり、主に米国および海外市場における新規店舗の建設に３０億－３２億ドルを投じる予定だと述べた。

　米国では、来店者数は僅かに増加したものの、平均注文額が減少。米国で発生した大腸菌感染症による集団食中毒（死者１名、感染者１００名以上）に直面し、顧客離れに悩まされた。同社は、顧客を取り戻すための取り組みに１億ドルを投じることをコミットしているた。同時に、昨年６月に開始した５ドルのセットメニューを宣伝し、高過ぎるというイメージを覆そうとしている。

（１０－１２月・第４四半期）
・既存店売上高：0.4％増（予想：0.9％減）
　　米国：1.4％減（予想：0.4％減）
　　海外直営店：0.1％増（予想：1.1％減）
　　海外ライセンス：4.1％増（予想：0.4％減）
・１株利益（調整後）：2.83ドル（予想：2.84ドル）
・売上高：63.9億ドル（予想：64.5億ドル）
・営業利益：28.7億ドル

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース