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    2025年1月30日 7時45分

    IBM、決算受け時間外で9%上昇 通期ガイダンスで強気見通しを示す AIも堅調=米国株個別

    (NY時間17:42)(日本時間07:42)時間外
    IBM<IBM> 249.00(+20.37 +8.91%)

     IBM<IBM>が引け後に10-12月期決算(第4四半期)を発表し、売上高は予想範囲内だったものの、1株営業利益は予想を上回った。通期のガイダンスでも予想を上回る売上高見通しとフリーキャッシュフロー(FCF)の強気見通しを示した。AIも堅調で、生成AIの受注残高は現在、開始以来累計で50億ドルを超え、前四半期比で約20億ドル増加したとしている。

     同社は従来型のコンピューター企業から、高成長のソフトウエアおよびサービスに重点を置く企業へと転換を図っている。買収を通じて製品のラインアップも拡充。ソフトウエア部門の売上高は79億ドルまで拡大しているが、それは2019年に買収したレッドハットの16%成長が寄与している。

     クリシュナCEOは声明で「3年前にわれわれはより成長が早く、より収益性の高い企業に向けたビジョンを打ち出した。チームがコミットメントを達成し、あるいはそれを上回るために行った仕事に誇りを持っている」と述べた。

     また、カバノーCFOはインタビューで「顧客は引き続き従来のコンサルティングプロジェクトからAIに重点を置いたプロジェクトへと資金を再配分している」と述べた。

     トランプ政権が政府全体の支出削減を表明しているため、投資家はその影響を懸念している。それについて同CFOは、売上高の3-4%が連邦政府関連とした上で、「新政権が打ち出す可能性のあるテクノロジーイニシアチブは大きなチャンス」との認識を示した。

    (10-12月・第4四半期)
    ・1株営業利益:3.92ドル(予想:3.74ドル)
    ・売上高:175.5億ドル 1%増(予想:175.4億ドル)
      ソフトウェア:79.2億ドル(予想:79.5億ドル)
      コンサルティング:51.8億ドル(予想:52.7億ドル)
      インフラ:42.6億ドル(予想:41.3億ドル)
    ・粗利益率(調整後):60.6%(予想:60.5%)
    ・FCF:61.6億ドル(予想:56.3億ドル)

    (通期見通し)
    ・売上高:5%超の増加(予想:4.8%増)
    ・FCF:約135億ドル(予想:129.2億ドル)

    MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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