＊ISM製造業景気指数（10月）23:00
予想　47.6　前回　47.2

　このあと日本時間２３時に１０月のＩＳＭ製造業景気指数が発表される。予想コンセンサスは４７．６と前回から若干改善するものの、今回も５０を下回る縮小領域での推移が見込まれている。

　すでに発表になっている各米地区連銀の調査では、製造業の活況は全般的に悪化しておらず、雇用も大半の地域で改善を見せている。それでも、新規受注は生産と同様にまちまちだった。今回のＩＳＭでは、新規受注は生産とも縮小域に留まるものの、新規受注は小幅改善が予想されている。

　下振れリスクとしては、９月に急増していた在庫の反動の有無がある。９月の在庫拡大が原因で１０月の新規受注に影響が出た場合、雇用と生産も下振れするリスクはある。

　ハリケーン「ヘリーン」と「ミルトン」の影響はまだデータには大きく反映されていないが、サプライチェーンへの一時的な打撃が今回の数字を圧迫するリスクも留意される。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース