（NY時間09:56）（日本時間22:56）
デュポン<DD>　79.32（+0.77　+0.97%）

　化学のデュポン<DD>が公開会社３社に分割する計画を発表した。税負担のない取引を通じてエレクトロニクス部門と水部門を分離する。残る事業はバイオ医薬品や医療機器などの分野に集中するほか、特殊不織布「タイベック」や繊維「ケブラー」などの製品を扱う。

　ブリーンＣＥＯは「分割により新会社はいずれもポートフォリオを強化する企業のＭ＆Ａを含む、的を絞った独自の成長戦略の追求に向けより大きな柔軟性を得られるだろう」と述べた。同社は株主と規制当局の承認を前提に１８－２４カ月での分離完了を見込んでいる。

　同社はまた、ブリーンＣＥＯが６月１日に退任することも発表。ブリーン氏は部門分離後に残る社の執行会長に留まり、コッチＣＦＯがＣＥＯに就任する。

　ただ、株価は時間外で上昇していたものの、戻り売りに押され、一時下げに転じる場面も見られた。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース