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    2024年5月8日 3時03分

    NY州、拳銃改造対策を製造元に義務付ける法案提出へ

     ニューヨーク州で、拳銃を機関銃のように連続発砲できるよう改造するのを防ぐ措置を銃器メーカーが講じない限り、拳銃販売を禁止する法案が州議会に提出される予定だ。成立すれば米国初となる。マイリー州上院議員(民主)は、オーストリアのグロック社などの銃器メーカーが製造する売れ筋の半自動拳銃に装備する「ピストルコンバーター」または「グロックスイッチ」と呼ばれる装置の使用が増えていることを受け、この法案を作成したと説明した。

     これらの装置は親指の爪ほどの大きさで、引き金を引くだけで機関銃のように弾倉内の全弾を発射できる。全米でグロックスイッチを使用した発砲事件や殺傷事件の増加に警察は懸念を強めている。

     一方、ニューヨーク州ライフル&ピストル協会のトム・キング会長は、このような法案は多くの政治家が銃の仕組みを理解していないことを示していると指摘。すでに全米でグロック社製の拳銃が広く普及しており、たとえグロック社が改造対策を施しても「スイッチを使えるようにする方法を編み出す技術者や独学の整備士が必ずいる」と語った。

    株探ニュース