クックＦＲＢ理事の講演が伝わり、関税がインフレを刺激し雇用を弱める可能性があると指摘した。将来の金利調整を検討する際には物価安定の重要性を強調している。

　理事は、貿易政策の変更が経済に影響を与えていると指摘し、製造業のデータや企業の資本支出計画の減少を証拠として挙げ、関税がインフレ率の上昇や労働市場の鈍化のリスクを高める可能性があると警告している。

　また、インフレ期待の重要性を強調し、長期的なインフレ期待を安定させるための金融政策を支援する姿勢を表明。「経済は依然として堅調な基盤にあるものの、昨年よりも成長ペースが鈍化している」と説明している。


株探ニュース