ＮＹ時間の午後に入って、市場はこのあと日本時間午前３時のＦＯＭＣの結果と３時半からのパウエル議長の会見待ちの雰囲気となっている。政策は据え置きが確実視される中、今回はＦＲＢの経済見通しや金利見通しが公表され、そちらに市場は注目している。

　エコノミストは、ＦＲＢは第１四半期の米経済のマイナス成長を受けて、今年の成長率予想を若干下方修正してくるとの見方を示している。また、年初来のインフレが非常に粘着的で、今後はそれに関税の影響が加わることから、インフレ予想は逆に上方修正される可能性が高いと述べている。

　「ＦＲＢにとっての当面の最善策は、関税の影響が物価と経済活動のデータに表れるまで様子を見ることだ」とも述べた。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

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