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    2025年12月8日 5時20分

    前週末5日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

    ■トレンド <4704>  7,167円 (-702円、-8.9%)

     東証プライムの下落率トップ。トレンドマイクロ <4704> [東証P]が急反落。同社は4日にIRデーを開催し、説明内容について動画と資料をホームページで公開した。このなかで26年12月期に関して、売上高成長率がプラス5~7%、営業利益率については17~19%となる見通しを示した。同社の今12月期の売上高は前期比0.5%増の2740億円、営業利益率は約19.6%を計画する。26年12月期の営業利益率が鈍化する見通しを示した格好となり、嫌気した売りを促す要因となったようだ。

    ■Rフィールド <2910>  1,314円 (-78円、-5.6%)

     東証プライムの下落率3位。ロック・フィールド <2910> [東証P]が5日続急落。5日午後3時ごろ、26年4月期の連結業績予想について、売上高を535億円から509億2400万円(前期比0.5%減)へ、営業利益を14億1100万円から3億7800万円(同69.5%減)へ、最終利益を9億3100万円から5900万円(同81.8%減)へ下方修正したことが嫌気された。上期において、物価高騰による消費者の節約志向が継続する地方・郊外エリアの店舗で需要が後退し、来店客数が前年同期比で減少したことなどが要因。クリスマス・年末年始に向けた消費は堅調に推移すると予想しているものの、引き続き既存店売上高の下振れが見込まれるとして、下方修正した。なお、同時に発表した10月中間期決算は、売上高250億6300万円(前年同期比0.9%減)、営業利益8400万円(同86.8%減)、最終損益1億円の赤字(前年同期1億1000万円の黒字)となり、従来予想の営業利益4億8200万円を下回って着地した。

    ■ジーテクト <5970>  1,835円 (-76円、-4.0%)

     ジーテクト <5970> [東証P]が大幅反落。4日の取引終了後、筆頭株主であるホンダ <7267> [東証P]による350万株の売り出しと52万5000株を上限とするオーバーアロットメントによる売り出しを行うと発表しており、短期的な需給悪化への警戒感が働いたようだ。売出価格は12月15日から18日までの期間に決定される予定で、受け渡し期日は価格決定日の5営業日後。政策保有株式の見直しとともに、売り出しを通じて浮動株比率の向上や認知度の向上、投資家層の多様化及び株式の市場流動性向上を図るとしている。なお、売り出し実施後も同社はホンダの持ち分法適用会社である。

    ■アドテスト <6857>  20,200円 (-500円、-2.4%)

     アドバンテスト <6857> [東証P]が続落。前日4日の米株式市場でナスダック総合株価指数は3日続伸し、エヌビディア <NVDA> は上昇したものの、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は下落しており、半導体株全般に買い手控えムードが広がっていた。日本時間5日に英紙フィナンシャルタイムズ電子版が、米上院議員らが提出した超党派の法案により、エヌビディアの先端半導体の対中輸出を阻止される見通しになったと伝えているが、時間外でのエヌビディア株の反応は限定的なものとなっていた。バリュエーションの高さが指摘される半導体関連株に対しては、利益確定目的の売りも継続していたもようだった。

    ※5日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋

    株探ニュース