2025年2月22日 0時35分
ブロックが決算受け大幅安 予想下回る=米国株個別
(NY時間10:31)(日本時間00:31)
ブロック<XYZ> 70.39(-12.65 -15.23%)
決済サービスのブロック<XYZ>が大幅安。前日引け後に10-12月期決算(第4四半期)を発表し、1株利益、経常収益とも予想を下回った。キャッシュアプリ、スクエア部門とも経常収益が予想を下回った。依然として大きな位置を占めるビットコインも予想を下回っている。
通期の粗利益の見通しも予想をやや下回るもので、アナリストからは「新たな上昇がない」との指摘が出ている。「明るい材料はいくつかあったが、2025年までに粗利益を15%以上成長させるという見通しが据え置かれたこと、およびキャッシュアプリの月間アクティブユーザー数の横ばいの伸びはネガティブな材料であった」と述べている。
同社は第4四半期にキャッシュアプリの5700万人のアクティブユーザーのうち250万人が給与を直接アプリに預け入れる契約を結び、それは25%増加した。同社は昨年下半期に銀行を基盤とする戦略を実行に移そうと、マーケティング支出を増やしていた。
一方、キャッシュアップカードのアクティブユーザー数は、2500万人に増加。後払いサービスであるアフターペイは、今後数週間のうちにキャッシュアップカードを通じてより広く利用可能になる予定。それについてアジュアCFOは「統合テストを実施する一方、過去1年間で1億5000万ドル相当の融資を行った」と述べた。
(10-12月・第4四半期)
・1株利益(調整後):0.71ドル(予想:0.89ドル)
・経常収益:60.3億ドル(予想:62.8億ドル)
キャッシュアプリ:40.2億ドル(予想:42.2億ドル)
スクエア部門:19.7億ドル(予想:20.2億ドル)
取引ベース:16.8億ドル(予想:17.0億ドル)
サブスク・サービス:19.0億ドル(予想:19.2億ドル)
ハードウェア:0.31億ドル(予想:0.34億ドル)
ビットコイン:24.3億ドル(予想:26.3億ドル)
企業・その他:0.46億ドル(予想:0.49億ドル)
・EBITDA(調整後):7.57億ドル(予想:7.42億ドル)
・総決済額:619.5億ドル 7.8%増(予想:612.4億ドル)
・キャッシュアプリの月間取引アカウント:5700万(予想:5743万)
(1-3月・第1四半期見通し)
・粗利益:23.2億ドル(予想:23.8億ドル)
・営業利益(調整後):4.3億ドル(予想:4.6億ドル)
(通期見通し)
・粗利益:102.2億ドル(予想:102.4億ドル)
・営業利益(調整後):21.0億ドル(予想:21.8億ドル)
【企業概要】
米国・カナダ・日本など幅広い地域のサービス・食品関連・小売などの多様な個人事業主から多店舗企業と幅広い規模の販売者向けに、ソフトとハードウェアに金融サービスを組み合わせ販売者を支援するコマースエコシステムと決済サービスを提供する。また、個人向けの金銭管理Cash Appも提供する。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
ブロック<XYZ> 70.39(-12.65 -15.23%)
決済サービスのブロック<XYZ>が大幅安。前日引け後に10-12月期決算(第4四半期)を発表し、1株利益、経常収益とも予想を下回った。キャッシュアプリ、スクエア部門とも経常収益が予想を下回った。依然として大きな位置を占めるビットコインも予想を下回っている。
通期の粗利益の見通しも予想をやや下回るもので、アナリストからは「新たな上昇がない」との指摘が出ている。「明るい材料はいくつかあったが、2025年までに粗利益を15%以上成長させるという見通しが据え置かれたこと、およびキャッシュアプリの月間アクティブユーザー数の横ばいの伸びはネガティブな材料であった」と述べている。
同社は第4四半期にキャッシュアプリの5700万人のアクティブユーザーのうち250万人が給与を直接アプリに預け入れる契約を結び、それは25%増加した。同社は昨年下半期に銀行を基盤とする戦略を実行に移そうと、マーケティング支出を増やしていた。
一方、キャッシュアップカードのアクティブユーザー数は、2500万人に増加。後払いサービスであるアフターペイは、今後数週間のうちにキャッシュアップカードを通じてより広く利用可能になる予定。それについてアジュアCFOは「統合テストを実施する一方、過去1年間で1億5000万ドル相当の融資を行った」と述べた。
(10-12月・第4四半期)
・1株利益(調整後):0.71ドル(予想:0.89ドル)
・経常収益:60.3億ドル(予想:62.8億ドル)
キャッシュアプリ:40.2億ドル(予想:42.2億ドル)
スクエア部門:19.7億ドル(予想:20.2億ドル)
取引ベース:16.8億ドル(予想:17.0億ドル)
サブスク・サービス:19.0億ドル(予想:19.2億ドル)
ハードウェア:0.31億ドル(予想:0.34億ドル)
ビットコイン:24.3億ドル(予想:26.3億ドル)
企業・その他:0.46億ドル(予想:0.49億ドル)
・EBITDA(調整後):7.57億ドル(予想:7.42億ドル)
・総決済額:619.5億ドル 7.8%増(予想:612.4億ドル)
・キャッシュアプリの月間取引アカウント:5700万(予想:5743万)
(1-3月・第1四半期見通し)
・粗利益:23.2億ドル(予想:23.8億ドル)
・営業利益(調整後):4.3億ドル(予想:4.6億ドル)
(通期見通し)
・粗利益:102.2億ドル(予想:102.4億ドル)
・営業利益(調整後):21.0億ドル(予想:21.8億ドル)
【企業概要】
米国・カナダ・日本など幅広い地域のサービス・食品関連・小売などの多様な個人事業主から多店舗企業と幅広い規模の販売者向けに、ソフトとハードウェアに金融サービスを組み合わせ販売者を支援するコマースエコシステムと決済サービスを提供する。また、個人向けの金銭管理Cash Appも提供する。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース