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    2025年8月21日 22時55分

    ウォルマート、決算受け下落 利益率圧迫で1株利益が予想下回る=米国株個別

    (NY時間09:54)(日本時間22:54)
    ウォルマート<WMT> 97.58(-4.99 -4.86%)

     ウォルマート<WMT>が下落。取引開始前に5-7月期決算(第2四半期)を発表し、売上高および米既存店売上高は予想を上回ったものの、1株利益は予想を下回った。予想を下回る1株利益は2022年2-4月期(第1四半期)以来。保険費用やリストラ費用が重しとなった。

     ただ、ガイダンスでは通期の1株利益および売上高の見通しを上方修正した。インフレ懸念や経済指標の弱まりが広がる中でも、消費者の購買力が維持されていることを示す前向きなシグナルではあった。

     同社は、物価高・高金利下でも低価格の必需品で集客し、富裕層も含め市場シェアが拡大している。eコマースと配送も成長を後押ししており、食品事業が景気変動の影響を緩和している。レイニーCFOはインタビューで、「所得階層を問わず市場シェアが拡大しており、特に富裕層の利用が増えている」と述べた。

     また、関税が価格上昇の要因となり始めているが、影響が本格化するのは年後半で、現時点での影響は限定的だという。米国内の価格は四半期で1%の上昇に留まっており、一部商品でコスト上昇を吸収しつつ、他の商品では価格を引き上げたと説明した。一方、利益率の高い大型商品の需要は低迷し、消費者は衣料品や生活雑貨などの裁量支出を減らし、値引き品を求める傾向が強まっているとも指摘した。

     アナリストは「第2四半期の1株利益が予想を下回り、力強い売上高を利益率の圧迫で相殺された」と指摘。「粗利益率は前年比わずか0.04%ポイントの上昇に留まったほか、米国の好調さが海外での圧力に打ち消された。また、サムズ・クラブで一部の費用計上があり、それが業績を傷つけた」とも述べている。

     また、「今回の決算は力強い売上高および売上高見通しを示した一方、利益率の弱さと1株利益の未達が目立つ、まちまちの内容となった」とも評している。

    (5-7月・第2四半期)
    ・米既存店売上高:4.8%増(予想:4.2%増)
      ウォルマート:4.6%増(予想:4.1%増)
      サムズクラブ:5.9%増(予想:5.3%増)
    ・1株利益(調整後):0.68ドル(予想:0.74ドル)
    ・売上高:1774.0億ドル(予想:1760.5億ドル)
      米eコマース:26%増(予想:17.7%増)
      サムズクラブeコマース:26%増(予想:13.0%増)
    ・営業利益(調整後):78.8億ドル(予想:84.7億ドル)
    ・営業キャッシュフロー:184.0億ドル

    (8-10月・第3四半期予想)
    ・売上高:3.75~4.75%増

    (通期予想)
    ・1株利益(調整後):2.52~2.62ドル(従来:2.50~2.60ドル)(予想:2.61ドル)
    ・売上高:3.75~4.75%増(従来:3~4%増)

    MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

    株探ニュース