（NY時間10:06）（日本時間23:06）
バーンズ＆ノーブル・エデュケーション<BNED>　9.81（-1.43　-12.69%）

　バーンズ＆ノーブル・エデュケーション<BNED>が大幅安。デジタル販売の原価計上に関する情報が注意喚起されたことを受けて、年次報告書（フォーム１０－Ｋ）の提出を延期する申請を行いった。経営陣はこの問題を監査委員会に報告し、内部調査が開始されているという。同社は、２０２５年５月３日時点の会計年度末における売掛金が最大で２３００万ドル過大計上されている可能性があるとしている。

　経営陣はこの問題が財務報告に係る内部統制に与える影響を評価中で、少なくとも１件の重大な内部統制の弱点が報告される見込み。ただし、次の点については影響がないとしている。２０２５年度の売上高１６億１０００万ドル（前年比４０５０万ドル増）、２０２５年度末の現金および現金同等物、ならびに総負債、純負債は９４００万ドルを見込んでいる。

　同社は１５日間の延長期間内に１０－Ｋを提出できる見込みだとしている。

【企業概要】
　全米の大学キャンパスやK-12教育機関向けに、実店舗・仮想書店・カスタム書店を運営し、オムニチャネル小売環境で必須の教育コンテンツ・ツール・一般商品を販売する。教科書卸売のほか、コース教材配信モデルを通じてデジタル教育ソリューションを提供する。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース