（NY時間13:56）（日本時間03:56）
キャタピラー<CAT>　570.41（+1.26　+0.22%）

　アナリストがキャタピラの投資判断を「買い」に引き上げ、目標株価を従来の４０５ドルから６６０ドルに引き上げた。発電事業の成長ポテンシャルとデータセンター需要に支えられたガスタービンの拡大を理由に挙げている。

　発電機部門の受注が四半期ベースで力強く拡大しており、同社製のタービンがデータセンター用途へ本格展開している。新たな生産能力拡張計画も発表しており、これらが株価見通しを強気に転換させた決定的要因となったという。さらに、建設機械部門および資源産業部門の第３四半期における納入改善も評価。

　同社株はここ数週間、ＡＩ関連データセンターの電力需要の急増を背景に上昇基調が続いている。特に同社の天然ガスタービンがＡＩ向け電力供給用途で需要を拡大させており、第３四半期決算発表後には２００９年以来最大の１日上昇率を記録した。同社がＡＩ時代の電力インフラ需要を取り込む主要プレーヤーとして位置づけを強化していると分析している。

　ただ、本日の株価は小幅高。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース