（NY時間10:34）（日本時間23:34）
ペロトン<PTON>　2.87（-0.35　-10.92%）

　フィットネス機器を手掛けるペロトン・インタラクティブ<PTON>が一転下げに転じている。取引開始前にマッカーシーＣＥＯの退任が発表された。同社はまた、世界で約１５％の人員削減を行うことも明らかにし、約４００人に影響する。取締役会は新ＣＥＯ探しを開始し、その間、ブーン氏とブルッツォ氏が暫定共同ＣＥＯを務める。

　同社は２億ドル以上のコストを削減するために新たな人員削減を発表。その一環として、同社は小売ショールームの縮小を継続し、約４００人の雇用を削減する。「現在の事業規模に見合ったコスト構造を整え、持続的かつ有意義なフリーキャッシュフロー（ＦＣＦ）を生み出せるようにする」と声明で述べている。同社はリファイナンス戦略について、金融機関と緊密に協力しているとも述べた。

　株価は大幅高で始まったものの、直ぐに下げに転じている。１－３月期決算（第３四半期）を発表しており、コネクテッド・フィットネスの会員数が予想を下回ったほか、通期も下方修正した。

（１－３月・第３四半期）
・1株損益（調整後）：-0.45ドル（予想：-0.35ドル）
・売上高：7.18億ドル（予想：7.19億ドル）
　　コネクテッド・フィットネス：2.80億ドル（予想：2.88億ドル）
　　サブスクリプション：4.38億ドル（予想：4.30億ドル）
・コネクテッド・フィットネス会員：306万人（予想：308万人）
・EBITDA（調整後）：+580万ドル（予想：-2500万ドル）

（通期見通し）
・売上高：26.8～27.0億ドル（従来：26.8～27.5億ドル）（予想：27.1億ドル）
・コネクテッド・フィットネス会員：296～298万人（従来：299～301万人）（予想：304万人）
・EBITDA（調整後）：-500～-2000万ドル（従来：-2500～-7500万ドル）（予想：-6290万ドル）

【企業概要】
　米国・英国・カナダ等において、フィットネスジムの運営とフィットネス用機器を開発・製造・販売する。屋内サイクリング・屋内/屋外のランニング・ブートキャンプ・ヨガ・筋力トレーニング・ストレッチ・瞑想などのクラスを提供する。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース