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    2023年10月13日 17時47分

    来週の株式相場に向けて=中国の大型景気刺激策に対する思惑も

     10月第2週(10~13日)の日経平均株価は前週末比1321円(4.3%)の上昇と大幅高となった。一時3万2500円台を回復するなど、4日に3万400円台まで売り込まれた下落を一気に取り戻した。米連邦準備制度理事会(FRB)高官からのハト派発言もあり、米金利上昇に対する警戒感が後退したことが大きい。

     今後に関しては、依然として米長期金利が警戒されるほか、今晩はJPモルガン<JPM>やシティグループ<C>の決算発表が予定されるなど、米国企業の業績動向に対する注目度も高まる。日本も23日にニデック<6594>の決算が予定されるなど、日米の決算シーズンが本格化する。

     そんななか、市場で注目されているが中国動向だ。中国は10月の国慶節の連休が終わり通常の経済活動に戻っているが、「本格的な経済対策が打ち出されるのではないか」(市場関係者)との観測も浮上している。一部報道によると、中国は2023年の財政赤字拡大を容認することを検討しており、国債1兆元(約20兆4900億円)を追加発行する可能性が伝えられている。

     中国はリーマン・ショック時に4兆元の景気対策を打ったことが、折に触れて話題に上がるが、当時ほどではなくても1兆元規模の経済対策が打たれれば影響は大きい。中国では大手不動産の経営不安が懸念視されているが、経済対策で一気に不安感を覆すことはできるか。ファナック<6954>やSMC<6273>のようなFA関連銘柄やツガミ<6101>や牧野フライス製作所<6135>のような工作機械株などの動向に注目しておきたい。

     上記以外のスケジュールでは、海外では16日に米10月ニューヨーク連銀製造業景気指数、17日に米9月小売売上高、18日に中国7~9月期GDP、19日に米10月フィラデルフィア連銀製造業景気指数が発表される。18日にテスラ<TSLA>とASMLホールディング<ASML>、19日に台湾積体電路製造(TSMC)<TSM>が決算発表を行う。また、19日にはパウエルFRB議長の講演が予定されている。

     国内では18日に9月訪日外客数、20日に9月消費者物価指数(CPI)が公表される。19日にディスコ<6146>の決算発表が予定されている。17日にケイファーマ<4896>が東証グロース市場に新規上場する。来週の日経平均株価の予想レンジは3万1900~3万2700円前後。(岡里英幸)

    出所:MINKABU PRESS