2025年4月23日 22時57分
テスラ、冴えない決算も株価上昇 マスクCEOが経営に集中との発言で=米国株個別
(NY時間09:57)(日本時間22:57)
テスラ<TSLA> 245.89(+7.92 +3.33%)
テスラ<TSLA>が上昇。前日引け後に1-3月期決算(第1四半期)を発表していたが、1株利益、売上高とも予想を大きく下回ったほか、ガイダンスは第2四半期の報告で再検討を予定するなど、冴えない内容となった。
今回は決算報告から成長回帰の文言を削除し、「成長は多様な要因に依存しており、貿易政策の影響は測定が困難」との文言に置き換えている。なお、関税については自動車よりもエネルギー部門に大きな影響があると述べた。
明らかに冴えない決算で、株価は発表著直後は時間外で売買が交錯していたものの、次第に買いが強まっている。マスクCEOがその後の会見で、米政府の関連業務から大幅に手を引き、経営に集中する考えを表明。
「恐らく来月から、政府効率化省(DOGE)への時間配分は大幅に減少するだろう。大統領の任期終了まである程度の関与を続ける見通しだが、間もなくテスラにより時間を割くようになるだろう」と述べた。
一部からは「ブランド回復の上で必要なのは、マスクCEOがDOGEから身を引くことだ。それが最低限必要な措置だ」との指摘も出ている。
(1-3月・第1四半期)
・1株利益(調整後):0.27ドル(予想:0.43ドル)
・売上高:193.4億ドル 9.2%減(予想:213.7億ドル)
・粗利益率:16.3%(予想:16.1%)
・営業利益:3.99億ドル(予想:11.3億ドル)
・FCF:6.64億ドル(予想:10.8億ドル)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
テスラ<TSLA> 245.89(+7.92 +3.33%)
テスラ<TSLA>が上昇。前日引け後に1-3月期決算(第1四半期)を発表していたが、1株利益、売上高とも予想を大きく下回ったほか、ガイダンスは第2四半期の報告で再検討を予定するなど、冴えない内容となった。
今回は決算報告から成長回帰の文言を削除し、「成長は多様な要因に依存しており、貿易政策の影響は測定が困難」との文言に置き換えている。なお、関税については自動車よりもエネルギー部門に大きな影響があると述べた。
明らかに冴えない決算で、株価は発表著直後は時間外で売買が交錯していたものの、次第に買いが強まっている。マスクCEOがその後の会見で、米政府の関連業務から大幅に手を引き、経営に集中する考えを表明。
「恐らく来月から、政府効率化省(DOGE)への時間配分は大幅に減少するだろう。大統領の任期終了まである程度の関与を続ける見通しだが、間もなくテスラにより時間を割くようになるだろう」と述べた。
一部からは「ブランド回復の上で必要なのは、マスクCEOがDOGEから身を引くことだ。それが最低限必要な措置だ」との指摘も出ている。
(1-3月・第1四半期)
・1株利益(調整後):0.27ドル(予想:0.43ドル)
・売上高:193.4億ドル 9.2%減(予想:213.7億ドル)
・粗利益率:16.3%(予想:16.1%)
・営業利益:3.99億ドル(予想:11.3億ドル)
・FCF:6.64億ドル(予想:10.8億ドル)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース