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    2025年3月27日 1時40分

    アマゾンに「割安感」を指摘する声も IT・ハイテクや小売りとの比較でも魅力的=米国株個別

    (NY時間12:39)(日本時間01:39)
    アマゾン<AMZN> 202.74(-2.97 -1.44%)

     本日の米株式市場はIT・ハイテク株への売りが強まっており、アマゾン<AMZN>も下落している。同社株は2月初めに付けた最高値から3月中旬にかけて下げを続け、先週から要約下げ止まる動きも見せている。総じて他のIT・ハイテク株に沿って動いている状況。

     このような中、一部から同社株が「割安」と評価される珍しい局面を迎えている。バリュエーションは1997年の上場以来ほとんど見られなかった水準に下がっているという。最近の株価下落に加え、長期的に利益拡大が続くとの見方がある。市場全般が一段安になっても、同社株の下値余地は限定的だという。
     
     「現在のバリュエーションを見て、IT・ハイテク業界や小売り業界との比較で魅力的ではないと言うのは難しい。構造的に複数の追い風が吹いていることを踏まえれば、これは非常に大きな投資チャンスだろう」と述べている。

     IT・ハイテク株全般でバリュエーションは下がっているが、同社の予想ベースの株価収益率(PER)は目立って低く、足元では約27倍と、過去10年平均のおよそ半分の水準だと述べている。かつて同社よりもPERが低かったウォルマート<WMT>やコストコ<COST>といった小売り大手と比較しても低水準だという。数年前まで同社よりも遥かに割安だったアップル<AAPL>と比べても、現在はディスカウント水準で取引されているとも指摘している。

    MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

    株探ニュース