加工食品のＪＭスマッカー<SJM>が取引開始前に５－７月期決算（第１四半期）を発表し、売上高は予想範囲内だったものの、１株利益は予想を上回った。フリーキャッシュフロー（ＦＣＦ）も予想を上回っている。通期のガイダンスも公表しており、１株利益の見通しを上方修正した。スマッカーＣＥＯは声明で「すべての事業部門で販売量が伸びた」と述べた。

　今回の決算を受けてアナリストは「通期ガイダンスの２１％の既存店売上高の伸びと３２％の１株利益の伸びは、当初はポジティブに捉えられる可能性が高い。しかし、投資家は第１四半期の上振れの構成について、さらなる明確さを求めるかもしれない」と語った。

　株価は小幅高。

（５－７月・第１四半期）
・1株利益（調整後）：2.21ドル（予想：2.04ドル）
・売上高：18.1億ドル（予想：18.3億ドル）
・粗利益率（調整後）：35.7％（予想：35.7％）
・FCF（調整後）：6760万ドル（予想：4120万ドル）

（通期見通し）
・1株利益（調整後）：9.45～9.85ドル（従来：9.20～9.60ドル）（予想：9.44ドル）
・売上高：8.5～9.5％増
・FCF（調整後）：6.50億ドル（予想：6.99億ドル）

（NY時間10:45）
ＪＭスマッカー<SJM>　143.97（+1.08　+0.76%）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美