（NY時間14:45）（日本時間03:45）
Ｚスケーラー<ZS>　168.51（+11.86　+7.57%）

　サイバーセキュリティのＺスケーラー<ZS>が上昇。前日引け後に２－４月期決算（第３四半期）を発表し、１株利益、売上高とも予想を上回った。ビリング（未収請求を考慮した売上高）も予想を上回っている。ガイダンスも公表し、通期の見通しを上方修正した。同社のプラットフォームへの需要が伸びた。

　今回の決算を受けてアナリストは、同社は業界全体の減速に逆行しているとし、目標株価を引き上げた。「同社は厳しい市場環境において卓越した業績を上げている」と述べた上で、「同社はソフトウェア業界において明るいスポットだ」とも付け加えた。

（２－４月・第３四半期）
・1株利益（調整後）：0.88ドル（予想：0.65ドル）
・売上高：5.53億ドル　32％増（予想：5.37億ドル）
・前受け収益：15.8億ドル　34％増、予想：15.5億ドル）
・ビリング：6.28億ドル　30％増（予想：5.85億ドル）

（５－７月・第２四半期見通し）
・1株利益（調整後）：0.69～0.70ドル（予想：0.67ドル）
・売上高：5.65～5.67億ドル（予想：5.66億ドル）

（通期見通し）
・1株利益（調整後）：2.99～3.01ドル（従来：2.73～2.77ドル）（予想：2.76ドル）
・売上高：21.4億ドル（従来：21.2億ドル）（予想：21.2億ドル）
・ビリング：26.0～26.1億ドル（従来：25.5～25.7億ドル）（予想：25.6億ドル）

【企業概要】
　企業向けに、クラウドベースのデータセンターを提供する。また、アプリケーションとサービスへのアクセス制御やウィルスなどの対策に対応するマルチテナント分散クラウドセキュリティプラットフォームサービスも提供する。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース