2024年2月9日 1時03分
ダウ平均は反落 高値警戒感も下押す雰囲気まではない＝米国株序盤
NY株式8日（NY時間10:49）（日本時間00:49）
ダウ平均 38618.52（-58.84 -0.15%）
ナスダック 15798.88（+42.24 +0.27%）
CME日経平均先物 36900（大証終比：+40 +0.11%）
きょうのＮＹ株式市場でダウ平均は反落の一方、ナスダックはプラス圏で推移している。米株価指数は最高値更新が続いており、Ｓ＆Ｐ５００は５０００ポイントの大台に接近している。本日も高値警戒感は出ているものの、下押す雰囲気まではない。
好調な決算とＩＴ・ハイテク株の躍進に牽引されている。１０－１２月期決算は今週でピークアウトするが、予想よりも好調で、健全な経済が企業利益を牽引し続けるという投資家の自信を高めている。一部からは、ゴルディロックスとＦＲＢの利下げ期待がマクロ的背景を占める中で、リスク資産の見通しは明るいとの指摘が出ている。いまのところ、米地銀の信用不安に対する懸念も広がっておらず、３月利下げ開始期待の後退も吸収しているという。
利下げ開始は市場の期待よりも遅れそうだが、２４年の利下げの一部が２５年にずれ込むだけだとの指摘もある。株価には多少の波があるかもしれないが、時期よりも、このサイクルでの累計の利下げ幅がより重要で、特にソフトランディングを伴い、計２．００％ポイントの利下げならば、それは株式の支援材料になるという。
ディズニー<DIS>が決算を受け上昇。通期の１株利益の見通しが予想を上回ったことが好感されている模様。コスト削減効果と海外テーマパークの好調を理由に挙げている。同社はまた、今年度に３０億ドルの自社株買いを計画しているほか、四半期配当を１株０．４５ドルに５０％増配することも発表した。
英アーム<ARM>が決算を受け上昇。通期の１株利益の見通しを上方修正し、予想も上回った。１－３月期についても好調な１株利益の見通しを示している。スマートフォン以外の分野への進出が成長と収益性を促進していることを示した。
決済サービスのペイパル<PYPL>が決算を受け下落。通期の１株利益の見通しが予想を下回ったほか、フリーキャッシュフロー（ＦＣＦ）も予想を下回る見通しを示した。コスト削減に不満の声も出ている。
スポーツ用品のアンダーアーマー<UAA>が決算を受け上昇。取引開始前に１０－１２月期決算（第３四半期）を発表し、売上高は予想範囲内だったものの、１株利益は予想を上回った。ガイダンスも公表し、通期の１株利益の見通しが予想を上回ったほか、売上高は減収を見込んでいるものの予想ほどではなかった。粗利益率も改善を見込んでいる。
ラルフローレン<RL>が決算を受け大幅高。取引開始前に１０－１２月期決算（第３四半期）を発表し、１株利益、売上高とも予想を上回った。通期の売上高の伸びの見通しを約２％増に上方修正している。値上げが奏功した。
ウェアラブルカメラのゴープロ<GPRO>が決算を受け下落。売上高が予想を下回った。ＥＢＩＴＤＡも予想を下回っている。ホリデーシーズンのプロモーション需要が期待ほど盛り上がらなかった。
カジノのウィン・リゾーツ<WYNN>が決算を受け上昇。前日引け後に１０－１２月期決算（第４四半期）を発表し、１株利益、売上高とも予想を大きく上回った。
引け後の決算はエクスペディア<EXPE>が予定。
（NY時間10:49）（日本時間00:49）
アンダーアーマー<UAA> 7.88（+0.18 +2.34%）
アーム<ARM> 120.34（+43.33 +56.27%）
ディズニー<DIS> 109.20（+10.06 +10.15%）
ペイパル<PYPL> 56.72（-6.52 -10.31%）
ウィン・リゾーツ<WYNN> 108.06（+8.23 +8.24%）
ゴープロ<GPRO> 2.54（-0.36 -12.41%）
ラルフローレン<RL> 167.11（+19.97 +13.57%）
アップル<AAPL> 187.96（-1.46 -0.77%）
マイクロソフト<MSFT> 414.50（+0.45 +0.11%）
アマゾン<AMZN> 171.06（+0.53 +0.31%）
アルファベットC<GOOG> 147.40（+0.72 +0.49%）
テスラ<TSLA> 189.32（+1.74 +0.92%）
メタ<META> 467.33（-2.26 -0.48%）
ＡＭＤ<AMD> 171.06（+0.12 +0.07%）
エヌビディア<NVDA> 703.33（+2.34 +0.33%）
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
ダウ平均 38618.52（-58.84 -0.15%）
ナスダック 15798.88（+42.24 +0.27%）
CME日経平均先物 36900（大証終比：+40 +0.11%）
きょうのＮＹ株式市場でダウ平均は反落の一方、ナスダックはプラス圏で推移している。米株価指数は最高値更新が続いており、Ｓ＆Ｐ５００は５０００ポイントの大台に接近している。本日も高値警戒感は出ているものの、下押す雰囲気まではない。
好調な決算とＩＴ・ハイテク株の躍進に牽引されている。１０－１２月期決算は今週でピークアウトするが、予想よりも好調で、健全な経済が企業利益を牽引し続けるという投資家の自信を高めている。一部からは、ゴルディロックスとＦＲＢの利下げ期待がマクロ的背景を占める中で、リスク資産の見通しは明るいとの指摘が出ている。いまのところ、米地銀の信用不安に対する懸念も広がっておらず、３月利下げ開始期待の後退も吸収しているという。
利下げ開始は市場の期待よりも遅れそうだが、２４年の利下げの一部が２５年にずれ込むだけだとの指摘もある。株価には多少の波があるかもしれないが、時期よりも、このサイクルでの累計の利下げ幅がより重要で、特にソフトランディングを伴い、計２．００％ポイントの利下げならば、それは株式の支援材料になるという。
ディズニー<DIS>が決算を受け上昇。通期の１株利益の見通しが予想を上回ったことが好感されている模様。コスト削減効果と海外テーマパークの好調を理由に挙げている。同社はまた、今年度に３０億ドルの自社株買いを計画しているほか、四半期配当を１株０．４５ドルに５０％増配することも発表した。
英アーム<ARM>が決算を受け上昇。通期の１株利益の見通しを上方修正し、予想も上回った。１－３月期についても好調な１株利益の見通しを示している。スマートフォン以外の分野への進出が成長と収益性を促進していることを示した。
決済サービスのペイパル<PYPL>が決算を受け下落。通期の１株利益の見通しが予想を下回ったほか、フリーキャッシュフロー（ＦＣＦ）も予想を下回る見通しを示した。コスト削減に不満の声も出ている。
スポーツ用品のアンダーアーマー<UAA>が決算を受け上昇。取引開始前に１０－１２月期決算（第３四半期）を発表し、売上高は予想範囲内だったものの、１株利益は予想を上回った。ガイダンスも公表し、通期の１株利益の見通しが予想を上回ったほか、売上高は減収を見込んでいるものの予想ほどではなかった。粗利益率も改善を見込んでいる。
ラルフローレン<RL>が決算を受け大幅高。取引開始前に１０－１２月期決算（第３四半期）を発表し、１株利益、売上高とも予想を上回った。通期の売上高の伸びの見通しを約２％増に上方修正している。値上げが奏功した。
ウェアラブルカメラのゴープロ<GPRO>が決算を受け下落。売上高が予想を下回った。ＥＢＩＴＤＡも予想を下回っている。ホリデーシーズンのプロモーション需要が期待ほど盛り上がらなかった。
カジノのウィン・リゾーツ<WYNN>が決算を受け上昇。前日引け後に１０－１２月期決算（第４四半期）を発表し、１株利益、売上高とも予想を大きく上回った。
引け後の決算はエクスペディア<EXPE>が予定。
（NY時間10:49）（日本時間00:49）
アンダーアーマー<UAA> 7.88（+0.18 +2.34%）
アーム<ARM> 120.34（+43.33 +56.27%）
ディズニー<DIS> 109.20（+10.06 +10.15%）
ペイパル<PYPL> 56.72（-6.52 -10.31%）
ウィン・リゾーツ<WYNN> 108.06（+8.23 +8.24%）
ゴープロ<GPRO> 2.54（-0.36 -12.41%）
ラルフローレン<RL> 167.11（+19.97 +13.57%）
アップル<AAPL> 187.96（-1.46 -0.77%）
マイクロソフト<MSFT> 414.50（+0.45 +0.11%）
アマゾン<AMZN> 171.06（+0.53 +0.31%）
アルファベットC<GOOG> 147.40（+0.72 +0.49%）
テスラ<TSLA> 189.32（+1.74 +0.92%）
メタ<META> 467.33（-2.26 -0.48%）
ＡＭＤ<AMD> 171.06（+0.12 +0.07%）
エヌビディア<NVDA> 703.33（+2.34 +0.33%）
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美