2023年10月5日 4時45分
ダウ平均はプラス圏で推移 ADP雇用統計を受け警戒感一服 ナスダックは堅調=米国株後半
NY株式4日(NY時間15:32)
ダウ平均 33110.28(+107.90 +0.33%)
ナスダック 13239.03(+179.56 +1.37%)
CME日経平均先物 30700(大証終比:+300 +0.98%)
NY時間の終盤に入ってダウ平均はプラス圏で推移している。本日のダウ平均は前日終値を挟んで上下動している。一方、IT・ハイテク株は買い戻しが強まり、堅調に推移。
前日は強い雇用指標が急落のきっかけとなったが、この日発表になった9月のADP雇用統計は予想を大きく下回り、労働市場の鈍化の可能性を示唆した。米国債利回りも下げに転じ、米株式市場も前日の急落を一服させている。
ただ、前日の急落でダウ平均は年初来の下げに転じた。前日の予想外の求人件数の増加も、いまの株式市場では歓迎されない。典型的な良いニュースは悪いニュースになる状況。
一部のアナリストからは、「FRBのタカ派姿勢が強まるとの見方が米10年債利回りを5%に向かわせ、リスク資産に対する世界的な需要は引き続き低迷している。そのような中で前日の予想外に強い雇用指標はパニックを引き起こした」との指摘も出ている。
「FRBは高金利を長く続けるだけでなく、最終的には追加利上げを余儀なくされるだろう。残念ながら、世界の金融市場にとっては悲惨なシナリオである」とも述べた。
いずれにしろ、金曜日の米雇用統計を受けての反応を確認したい意向もあるようだ。
きょうはエネルギー株の下げが目立った。原油相場が大幅安となっており、WTIが一時84ドル台前半まで急落する中で、エネルギー株も利益確定売りが先行。サウジとロシアが年内まで生産抑制を継続すると再確認しているものの、世界的な金融市場の大幅下落を受けて、原油相場も圧力を受け続けている。世界的な金利先高観に拍車がかかっており、市場全体のセンチメントが悪化しているため、原油価格の上昇も止まっている。
情報分析ソフトのパランティア・テクノロジーズ<PLTR>が上昇。英国民保健サービスの検証を請け負う最有力候補に浮上したと伝わった。
鶏卵業のカルメイン・フーズ<CALM>が決算を受け下落。高病原性鳥インフルエンザ(HPAI)で昨年度に記録的な高水準に達した殻付き卵の平均販売価格も、供給全体が回復するにつれて、より正常な水準に戻ったことが数字に出た。
アブダビの石油・ガスパイプラインのブルージ・エナジー<BROG>がNY市場で上昇。ガルフ・ナビゲーション・ホ社から買収提案を受けた。
アプリケーション開発のA10ネットワークス<ATEN>が決算を受け大幅安。アナリストからは「第2四半期にトレンドが安定したように見えたこともあり、今回の第3四半期の暫定値は明らかに期待外れだった」との評価も出ている。
サプライチェーン管理ソリューションのVSE<VSEC>が上昇。ハネウェル<HON>と1億500万ドルの資産購入および永久ライセンス契約を締結した。
ビル用設備のアキュイティー・ブランズ<AYI>が決算を受け上昇。1株利益が予想を上回った。
パランティア<PLTR> 15.74(+0.84 +5.64%)
カルメイン・フーズ<CALM> 44.28(-3.22 -6.78%)
ブルージ・エナジー<BROG> 5.95(+0.46 +8.38%)
A10ネットワークス<ATEN> 11.14(-4.04 -26.60%)
VSE<VSEC> 52.79(+4.32 +8.90%)
アキュイティー<AYI> 179.48(+12.10 +7.23%)
エクソンモービル<XOM> 111.03(-4.80 -4.14%)
シェブロン<CVX> 162.58(-4.35 -2.61%)
SLB<SLB> 55.38(-3.24 -5.52%)
オキシデンタル<OXY> 59.90(-2.57 -4.11%)
マラソン・オイル<MRO> 24.22(-1.46 -5.69%)
ハリバートン<HAL> 38.15(-1.92 -4.78%)
アップル<AAPL> 173.94(+1.54 +0.89%)
マイクロソフト<MSFT> 319.37(+5.98 +1.91%)
アマゾン<AMZN> 126.99(+2.27 +1.82%)
アルファベットC<GOOG> 136.34(+3.04 +2.28%)
テスラ<TSLA> 260.39(+13.86 +5.62%)
メタ・プラットフォームズ<META> 306.33(+5.39 +1.79%)
AMD<AMD> 104.21(+4.13 +4.13%)
エヌビディア<NVDA> 439.84(+4.67 +1.07%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
ダウ平均 33110.28(+107.90 +0.33%)
ナスダック 13239.03(+179.56 +1.37%)
CME日経平均先物 30700(大証終比:+300 +0.98%)
NY時間の終盤に入ってダウ平均はプラス圏で推移している。本日のダウ平均は前日終値を挟んで上下動している。一方、IT・ハイテク株は買い戻しが強まり、堅調に推移。
前日は強い雇用指標が急落のきっかけとなったが、この日発表になった9月のADP雇用統計は予想を大きく下回り、労働市場の鈍化の可能性を示唆した。米国債利回りも下げに転じ、米株式市場も前日の急落を一服させている。
ただ、前日の急落でダウ平均は年初来の下げに転じた。前日の予想外の求人件数の増加も、いまの株式市場では歓迎されない。典型的な良いニュースは悪いニュースになる状況。
一部のアナリストからは、「FRBのタカ派姿勢が強まるとの見方が米10年債利回りを5%に向かわせ、リスク資産に対する世界的な需要は引き続き低迷している。そのような中で前日の予想外に強い雇用指標はパニックを引き起こした」との指摘も出ている。
「FRBは高金利を長く続けるだけでなく、最終的には追加利上げを余儀なくされるだろう。残念ながら、世界の金融市場にとっては悲惨なシナリオである」とも述べた。
いずれにしろ、金曜日の米雇用統計を受けての反応を確認したい意向もあるようだ。
きょうはエネルギー株の下げが目立った。原油相場が大幅安となっており、WTIが一時84ドル台前半まで急落する中で、エネルギー株も利益確定売りが先行。サウジとロシアが年内まで生産抑制を継続すると再確認しているものの、世界的な金融市場の大幅下落を受けて、原油相場も圧力を受け続けている。世界的な金利先高観に拍車がかかっており、市場全体のセンチメントが悪化しているため、原油価格の上昇も止まっている。
情報分析ソフトのパランティア・テクノロジーズ<PLTR>が上昇。英国民保健サービスの検証を請け負う最有力候補に浮上したと伝わった。
鶏卵業のカルメイン・フーズ<CALM>が決算を受け下落。高病原性鳥インフルエンザ(HPAI)で昨年度に記録的な高水準に達した殻付き卵の平均販売価格も、供給全体が回復するにつれて、より正常な水準に戻ったことが数字に出た。
アブダビの石油・ガスパイプラインのブルージ・エナジー<BROG>がNY市場で上昇。ガルフ・ナビゲーション・ホ社から買収提案を受けた。
アプリケーション開発のA10ネットワークス<ATEN>が決算を受け大幅安。アナリストからは「第2四半期にトレンドが安定したように見えたこともあり、今回の第3四半期の暫定値は明らかに期待外れだった」との評価も出ている。
サプライチェーン管理ソリューションのVSE<VSEC>が上昇。ハネウェル<HON>と1億500万ドルの資産購入および永久ライセンス契約を締結した。
ビル用設備のアキュイティー・ブランズ<AYI>が決算を受け上昇。1株利益が予想を上回った。
パランティア<PLTR> 15.74(+0.84 +5.64%)
カルメイン・フーズ<CALM> 44.28(-3.22 -6.78%)
ブルージ・エナジー<BROG> 5.95(+0.46 +8.38%)
A10ネットワークス<ATEN> 11.14(-4.04 -26.60%)
VSE<VSEC> 52.79(+4.32 +8.90%)
アキュイティー<AYI> 179.48(+12.10 +7.23%)
エクソンモービル<XOM> 111.03(-4.80 -4.14%)
シェブロン<CVX> 162.58(-4.35 -2.61%)
SLB<SLB> 55.38(-3.24 -5.52%)
オキシデンタル<OXY> 59.90(-2.57 -4.11%)
マラソン・オイル<MRO> 24.22(-1.46 -5.69%)
ハリバートン<HAL> 38.15(-1.92 -4.78%)
アップル<AAPL> 173.94(+1.54 +0.89%)
マイクロソフト<MSFT> 319.37(+5.98 +1.91%)
アマゾン<AMZN> 126.99(+2.27 +1.82%)
アルファベットC<GOOG> 136.34(+3.04 +2.28%)
テスラ<TSLA> 260.39(+13.86 +5.62%)
メタ・プラットフォームズ<META> 306.33(+5.39 +1.79%)
AMD<AMD> 104.21(+4.13 +4.13%)
エヌビディア<NVDA> 439.84(+4.67 +1.07%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美