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    2026年5月12日 1時38分

    タイソン・フーズが下落 トランプ政権が牛肉輸入拡大に向けた措置を進めていると伝わる=米国株個別

    (NY時間12:36)(日本時間01:36)
    タイソン・フーズ<TSN> 66.37(-2.02 -2.95%)

     食肉加工のタイソン・フーズ<TSN>が下落。トランプ政権が、過去最高水準となっている牛肉価格への対応策の一環として、海外からのステーキ肉やひき肉用牛肉の輸入拡大に向けた措置を進めていると伝わったことが嫌気されている。政権は早ければ本日中にも牛肉輸入関税を一時的に引き下げる計画だという。ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が関係者の話として伝えた。

     一定数量を超える輸入牛肉に高関税を課す「関税割当制度(TRQ)」を全ての牛肉輸出国に対して一時停止し、より多くの牛肉を低関税で米国へ輸入できるようにする。また、中小企業庁(SBA)に対し、米国の牧場経営者向け融資や資金調達支援を拡大するよう指示する方針。さらに、牧場経営者から不満の声が出ている絶滅危惧種法に基づくハイイロオオカミやメキシコオオカミの保護措置も緩和する計画。

     加えて、米農務省が家畜への電子耳標装着を義務付ける規則など、米畜産業者向けの一部規制も緩和する。

     ホワイトハウスは、関税引き下げは米国内の短期的な牛肉供給不足への対応が目的で、規制緩和策は中長期的に牧場経営者のコスト低下に繋がるとの見方を示した。

     今回の2本の大統領令は、米消費者にとって根強いインフレ要因となっている牛肉価格高騰への対応を狙ったもの。卵や牛乳などの価格は過去1年半で落ち着いてきた一方、牛肉価格は上昇を続けており、ひき肉価格は5年前比で40%上昇している。政権は2月にも、国内価格抑制を目的としてアルゼンチン産牛肉の輸入拡大を認めていた。

    MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

    株探ニュース