（NY時間09:56）（日本時間23:56）
ドミノ・ピザ<DPZ>　422.50（-7.12　-1.66%）
コインベース<COIN>　253.18（-12.53　-4.72%）

　バロンズ紙は今年の株式市場でパフォーマンスが不振だったドミノ・ピザ<DPZ>を良い投資先になるかもしれないと報じている。同社の課題は経営上の不手際というよりも、飲食業界が直面する経済的圧力にまつわるものだとしている。

　同社はウーバーイーツやドアダッシュとの提携で、顧客へのデリバリーがより容易になりつつあり、自社のモバイルアプリでは配達状況を追跡でき、配達時間予測の正確性が向上しているという。一方、海外市場が鍵になるとも指摘。主にアジアと欧州では景気低迷とドル高の影響を受けていると指摘している。

　仮想通貨業界のアマゾンになるという交換業者コインベース・グローバル<COIN>の夢は現実離れしたものではなくなったとも伝えている。トランプ次期大統領が今後就任し、議会も業界に一段と友好的な姿勢を示すとみられるためだ。

　ステーブルコインを規制・合法化する法案や、大半のトークン取引の管轄権限を米証券取引委員会（ＳＥＣ）から外し、より寛大とされる米商品先物取引委員会（ＣＦＴＣ）に与える法案などが期待される。

　次期米証券取引委員会（ＳＥＣ）委員長に指名されたアトキンス氏は、厳しい姿勢で業界の反発を招いた現職のゲンスラー委員長とは対照的に、仮想通貨の規制を緩和する見通し。

　ただ、本日の両社株は下落。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース