NYダウ (2日終値)
39,331.85
+162.33
0.41%
S&P500 (2日終値)
5,509.01
+33.92
0.61%
ナスダック (2日終値)
18,028.76
+149.46
0.83%
探検
  • トップ
  •  >  米国株
  •  >  エヌビディア【NVDA】
  •  >  ニュース
  •  >  エヌビディア・タイム、決算発表振り返り【フィリップ証券】
  • エヌビディア【NVDA】最新ニュース

    NASDAQ
    株価 15分ディレイ
    NVDA
    エヌビディア
    $122.67
    前日比
    -1.63 (-1.31%)
    NY時間
    02日 16:00
    日本時間
    03日 05:00
    $122.09
    -0.58 (-0.47%)
    02日 19:59
    03日 08:59
    PER
    71.4
    PSR
    38.2
    利回り
    0.13%
    時価総額 3兆34億1,400万ドル
    PER・PSRについて

    株探プレミアムに登録すると...

    初回30日間無料!

    日本語に翻訳された適時開情報をご覧いただけます。(翻訳対象は拡大予定です)

    銘柄ニュース
    戻る
    2024年5月20日 18時00分

    エヌビディア・タイム、決算発表振り返り【フィリップ証券】

     日本株の足元の環境は必ずしも悪くない。半導体受託製造世界最大手の台湾積体電路製造(TSMC)<TSM>が10日に発表した月次(4月)売上高が前年同月比約60%増とサプライズな内容だった。現地22日に予定されているエヌビディア<NVDA>の四半期決算発表に向けて、日経平均株価への寄与度の高い生成AI(人工知能)とAI半導体に関連する銘柄が買われやすい状況にある。

     他方、信用取引の買い残を売り残で割った「信用倍率」や日経平均の「先物売り・現物買い」ポジションの裁定買い残などで見た需給改善は遅れている。「平成バブル」の象徴である嘗ての終値ベース史上最高値3万8915円、かつ、3/22高値から4/19安値まで下落した値幅半値戻し水準を20日に漸く上抜いてきたものの、先物売り建てのストップロスやコールオプション売り建てに係るデルタヘッジの先物買いの域を出ておらず、エヌビディア決算発表が「材料出尽くし」と受け取られた場合に再び下値を試すかどうか予断を許さないだろう。

     15日までで2024年3月期四半期決算発表がほぼ一巡した。振り返って注目すべき点として以下3点が挙げられる。

    (1)昨年から業績上方修正を続ける中での株価調整局面にあり、再度の上方修正可能性が高く「織り込み済み」リスクが限定的とみられた銘柄。生成AIの中核となる機械学習・深層学習に係るサービス提供のPKSHA Technology <3993> が挙げられる。

    (2)全体業績は冴えず発表直後に急落したものの、成長期待の高い先端半導体製造関連事業セグメントが堅調だったことから翌日から急速な戻り上昇に転じた銘柄。先端半導体向け露光装置を擁するキヤノン <7751> 、EUV(極端紫外線)露光用フォトマスクブランクスを擁するAGC <5201> が挙げられる。

    (3)事業再編・再構築による一時的費用を前倒しで大幅計上することで近い将来の業績回復への期待を高めた銘柄。既に回復過程に入ったと見られる花王 <4452> 、構造改革費用を前倒し計上した資生堂 <4911> などが挙げられる。

    決算発表前に買うべき銘柄、あるいは、基本的な評価が変わらない中で発表後に急落したら拾うべき銘柄など、決算発表を好機と捉えて予め見定めておくことが望まれよう。

    フィリップ証券
    フィリップ証券 リサーチ部 笹木和弘
    (公益社団法人 日本証券アナリスト協会検定会員、国際公認投資アナリスト)

    【免責・注意事項】
    当資料は、情報提供を目的としており、金融商品に係る売買を勧誘するものではありません。フィリップ証券は、レポートを提供している証券会社との契約に基づき対価を得る場合があります。当資料に記載されている内容は投資判断の参考として筆者の見解をお伝えするもので、内容の正確性、完全性を保証するものではありません。投資に関する最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。また、当資料の一部または全てを利用することにより生じたいかなる損失・損害についても責任を負いません。当資料の一切の権利はフィリップ証券株式会社に帰属しており、無断で複製、転送、転載を禁じます。
    <日本証券業協会自主規制規則「アナリスト・レポートの取扱い等に関する規則 平14.1.25」に基づく告知事項>

    ・ 本レポートの作成者であるアナリストと対象会社との間に重大な利益相反関係はありません。



    フィリップ証券より提供されたレポートを掲載しています。

    株探ニュース