2025年11月5日 22時37分
ダウ先物は横ばい IT・ハイテク株は軟調な動き続く=米国株
米株価指数先物(12月限)(NY時間08:25)(日本時間22:25)
ダウ先物 47213(-1.00 0.00%)
S&P500 6794.50(-7.25 -0.11%)
ナスダック100先物 25534.25(-41.00 -0.16%)
きょうの米株価指数先物市場、ダウ先物は横ばいで推移している一方、IT・ハイテク株は軟調な動きが続いており、S&P500、ナスダック100は下落している。
FRBの利下げ動向やIT・ハイテク株のバリュエーションを巡る不透明感に市場の意識が再び集まっている。前日はパランティア<PLTR>の好決算へのネガティブな反応が全体の雰囲気悪化に繋がったとの指摘も出ていた。
本日はAMD<AMD>が決算を受けて下落しており、IT・ハイテク株を圧迫している模様。AMDは好決算ではあったものの、AIで高まっていた投資家の期待には届かなかったようだ。
ただ多くは、今回の下落はあくまでAI関連を中心とした調整の範囲で、上昇トレンドが続くとの楽観的な見方を維持している。一部からは、「下げ自体を心配する必要はない。ここまでの上昇が長く続いており、いずれ調整が入ることは必至だった。それでも年末にかけて上昇基調は続くと見ている」とのコメントも聞かれる。
さらに、「投資家による“追いかけ買い”はまだ続いており、大型株への愛着も変わらないだろう。その構図は当面続くと思われ、いまは単に売りの口実を探しているだけだ」とも付け加えていた。
米政府機関閉鎖は記録的な長さになっており、米経済指標の発表も延期が続いている。そのような中、先ほど10月のADP雇用統計が発表され、非農業部門雇用者数は4.2万人増加していた。前回の減少からは回復。ただ、水準自体は依然として低く、雇用の冷え込みを示す数字ではある。それに対する米株式市場の反応は限定的。なお、本日は日本時間0時に10月のISM非製造業景気指数が公表される。
決算シーズンはまだ続いているが、S&P500企業のうち360社がすでに発表を終え、そのうちの約82%が予想を上回る利益を計上。S&P500企業全体の利益の伸びは12%超に達する見込みとなっている。
本日は引け後にクアルコム<QCOM>とアーム<ARM>が発表を予定。
サーバーのスーパー・マイクロ<SMCI>が決算を受け時間外で7%安。1株利益、売上高とも予想を下回った。第2四半期も予想を下回る見通しを示し、AI需要の取り込みへの懸念が再燃している。
肥料のモザイク<MOS>が決算を受け時間外で上昇。1株利益、売上高とも予想を上回った。ただ、カリやリン酸塩の販売量は予想を下回った。ガイダンスでも販売量は予想を下回る見通しを示している。
クラウドネットワークのアリスタ・ネットワークス<ANET>が決算を受け時間外で大幅安。底堅い決算ではあったものの、他と比較するとやや物足りない印象との評価のようだ。ただ一方で、見通しはやや控えめだが、内容自体は堅調との見方も出ている。
(NY時間08:35)(日本時間22:35)時間外
スーパー・マイクロ<SMCI> 43.79(-3.61 -7.62%)
モザイク<MOS> 28.22(+1.67 +6.29%)
アリスタ<ANET> 138.90(-14.65 -9.54%)
アップル<AAPL> 270.23(+0.19 +0.07%)
マイクロソフト<MSFT> 513.70(-0.63 -0.12%)
アマゾン<AMZN> 248.80(-0.52 -0.21%)
アルファベットC<GOOG> 278.95(+0.89 +0.32%)
アルファベットA<GOOGL> 278.48(+0.94 +0.34%)
テスラ<TSLA> 449.60(+5.34 +1.20%)
メタ<META> 632.53(+5.21 +0.83%)
エヌビディア<NVDA> 198.86(+0.17 +0.09%)
AMD<AMD> 243.80(-6.25 -2.50%)
イーライリリー<LLY> 920.00(+13.14 +1.45%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
ダウ先物 47213(-1.00 0.00%)
S&P500 6794.50(-7.25 -0.11%)
ナスダック100先物 25534.25(-41.00 -0.16%)
きょうの米株価指数先物市場、ダウ先物は横ばいで推移している一方、IT・ハイテク株は軟調な動きが続いており、S&P500、ナスダック100は下落している。
FRBの利下げ動向やIT・ハイテク株のバリュエーションを巡る不透明感に市場の意識が再び集まっている。前日はパランティア<PLTR>の好決算へのネガティブな反応が全体の雰囲気悪化に繋がったとの指摘も出ていた。
本日はAMD<AMD>が決算を受けて下落しており、IT・ハイテク株を圧迫している模様。AMDは好決算ではあったものの、AIで高まっていた投資家の期待には届かなかったようだ。
ただ多くは、今回の下落はあくまでAI関連を中心とした調整の範囲で、上昇トレンドが続くとの楽観的な見方を維持している。一部からは、「下げ自体を心配する必要はない。ここまでの上昇が長く続いており、いずれ調整が入ることは必至だった。それでも年末にかけて上昇基調は続くと見ている」とのコメントも聞かれる。
さらに、「投資家による“追いかけ買い”はまだ続いており、大型株への愛着も変わらないだろう。その構図は当面続くと思われ、いまは単に売りの口実を探しているだけだ」とも付け加えていた。
米政府機関閉鎖は記録的な長さになっており、米経済指標の発表も延期が続いている。そのような中、先ほど10月のADP雇用統計が発表され、非農業部門雇用者数は4.2万人増加していた。前回の減少からは回復。ただ、水準自体は依然として低く、雇用の冷え込みを示す数字ではある。それに対する米株式市場の反応は限定的。なお、本日は日本時間0時に10月のISM非製造業景気指数が公表される。
決算シーズンはまだ続いているが、S&P500企業のうち360社がすでに発表を終え、そのうちの約82%が予想を上回る利益を計上。S&P500企業全体の利益の伸びは12%超に達する見込みとなっている。
本日は引け後にクアルコム<QCOM>とアーム<ARM>が発表を予定。
サーバーのスーパー・マイクロ<SMCI>が決算を受け時間外で7%安。1株利益、売上高とも予想を下回った。第2四半期も予想を下回る見通しを示し、AI需要の取り込みへの懸念が再燃している。
肥料のモザイク<MOS>が決算を受け時間外で上昇。1株利益、売上高とも予想を上回った。ただ、カリやリン酸塩の販売量は予想を下回った。ガイダンスでも販売量は予想を下回る見通しを示している。
クラウドネットワークのアリスタ・ネットワークス<ANET>が決算を受け時間外で大幅安。底堅い決算ではあったものの、他と比較するとやや物足りない印象との評価のようだ。ただ一方で、見通しはやや控えめだが、内容自体は堅調との見方も出ている。
(NY時間08:35)(日本時間22:35)時間外
スーパー・マイクロ<SMCI> 43.79(-3.61 -7.62%)
モザイク<MOS> 28.22(+1.67 +6.29%)
アリスタ<ANET> 138.90(-14.65 -9.54%)
アップル<AAPL> 270.23(+0.19 +0.07%)
マイクロソフト<MSFT> 513.70(-0.63 -0.12%)
アマゾン<AMZN> 248.80(-0.52 -0.21%)
アルファベットC<GOOG> 278.95(+0.89 +0.32%)
アルファベットA<GOOGL> 278.48(+0.94 +0.34%)
テスラ<TSLA> 449.60(+5.34 +1.20%)
メタ<META> 632.53(+5.21 +0.83%)
エヌビディア<NVDA> 198.86(+0.17 +0.09%)
AMD<AMD> 243.80(-6.25 -2.50%)
イーライリリー<LLY> 920.00(+13.14 +1.45%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース