（NY時間10:07）（日本時間23:07）
インテル<INTC>　32.96（+1.74　+5.56%）

　インテル<INTC>が続伸。前日は引け間際に、同社が出資の可能性を巡って、アップル<AAPL>に打診したと伝わったことで買いが強まっていた。本日もその流れが続いている。

　今回の打診は、米政府も出資する同社の事業再建に向けた取り組みの一環。両社はより緊密に協力する可能性についても協議したという。この報道に対する双方からの回答はまだ何も出ていない。

　先週はエヌビディア<NVDA>が同社に５０億ドルを出資し、ＰＣやデータセンター向けの半導体を共同開発すると発表。日本のソフトバンクＧも先月、同社への２０億ドルの投資を決定していた。

　ただ、アナリストからは疑問の声も出ている。「同社が本当に必要としているのは資金よりも技術力で、それによって顧客を引き付け、資金を構築し、生産能力を穴埋めすることが可能になる」と述べる一方、「同社の技術力は資金とは関係なく、自力で解決しなければならない問題。従って、なぜ各社がこれほどまでに積極的に資金を投じたがるのか、われわれはいまだに疑問に思っている」とも指摘した。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース