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    2025年8月15日 1時18分

    マグ7は動意薄でまちまちの中、アマゾンが上昇=米国株個別

    (NY時間12:18)(日本時間01:18)
    アマゾン<AMZN> 231.14(+6.58 +2.93%)
    アップル<AAPL> 231.82(-1.52 -0.65%)
    マイクロソフト<MSFT> 523.18(+2.60 +0.50%)
    アルファベットC<GOOG> 204.95(+1.92 +0.95%)
    アルファベットA<GOOGL> 204.03(+2.07 +1.02%)
    テスラ<TSLA> 331.86(-7.52 -2.22%)
    エヌビディア<NVDA> 181.27(-0.33 -0.18%)
    メタ<META> 785.96(+5.88 +0.75%)

     きょうのマグニフィセント7は動意薄でまちまちといった値動きではあるが、その中でもアマゾン<AMZN>の上昇が目立っている。同社株は7月末に発表した決算を受けて大きく下落していたが、その下げの大半を戻す展開が見られている。決算ではAI競争での設備投資への負担の懸念やAWSが物足りない内容だったことが嫌気されていた。

     しかし、本日は前日伝わった米国内の2300都市で食料品の当日配送サービスを年末までに提供する計画というニュースが引き続き好感されている模様。提供都市数が現在の2倍超となる大規模な拡張で、従来の食料品小売業者に対する競争力を強化する。プライム会員の場合、大半の都市において、注文額が25ドル超であれば、当日配送が無料になるという。

     アナリストは「プライム会員向けに中核商品と並行して食料品の無料当日配送を提供するという同社の動きは、ウォルマートやクローガーといった競合から一部の注文を奪う可能性がある。25ドルという最低注文額は、競合他社の水準を下回っている」と評していた。

     同社の歴史の中で最も重要な食料品分野の拡大の1つと位置づけられるとの指摘も出ている。同社の食料品戦略はやや変動的で、これまで成功は一様ではなかったが、この新サービスは中期的に同社の食料品取扱量にとって有意な存在となる可能性があるという。

     一方、財務に関しては、自社株買いや配当のための理論的な財務余力は信用力に影響を与えることなく年間500億ドル以上は可能との分析も出ている。ただし、先日の決算でも示唆されていたが、株主還元は当面後回しとなっており、AIの成長を支えるための設備投資の増加が短期的な優先事項ではある。

    MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

    株探ニュース