2024年1月22日 15時14分
話題株ピックアップ【夕刊】(1):ソシオネクス、TOYO TIRE、レーザーテク
■Gセキュリ <4417> 5,210円 +690 円 (+15.3%) 一時ストップ高 本日終値
グローバルセキュリティエキスパート<4417>が続急伸。前週末19日の取引終了後、従来は未定としていた24年3月期の配当予想について、期末一括23円56銭にすると発表。前期比9円56銭の増配となることが好感された。
■ソシオネクスト <6526> 3,158円 +203.5 円 (+6.9%) 本日終値
ソシオネクスト<6526>の戻り足が本格化してきた。半導体関連株の物色人気が加速しているが、相対的に出遅れる主力銘柄の一角では同社に注目が集まっている。「ここまでは半導体製造装置関連が政府の半導体強化政策で最も恩恵を受けやすいセクターとして脚光を浴びたが、半導体設計分野にも投資家の視線が集まっている」(ネット証券アナリスト)という。特に同社はSoC(システムオンチップ)の設計・開発・販売を手掛け、先端プロセス製品を中心に量産段階へ移行していることで投資マネーの関心が高い。市場では「同社が、北海道千歳工場で先端半導体の量産を行う計画のラピダスから受注を獲得するのではないかとの思惑も取り沙汰されている」(同)もようで、これが株価を改めて刺激している格好だ。株式需給面では外資系証券による貸株市場経由の空売りも高水準に積まれており、そのショートカバーによる踏み上げ相場の様相も呈しつつある。
■岩井コスモ <8707> 2,057円 +126 円 (+6.5%) 本日終値
岩井コスモホールディングス<8707>が大幅反発し07年7月以来約16年6カ月ぶりの高値となった。前週末19日の取引終了後に発表した24年3月期第3四半期連結決算速報で、純利益が39億800万円(前年同期比45.3%増)と大幅増益となり、前期通期実績の35億6400万円も上回ったことが好感された。米国株式収益の増加が主な要因としている。
■TOYO TIRE <5105> 2,355円 +135 円 (+6.1%) 本日終値
TOYO TIRE<5105>が反発。この日取引開始前、19日の一部報道で不正の疑いが指摘されたことに関し、「当社の自動車防振ゴム部品供給取引において、そのような事実はない」とのコメントを発表した。不正報道を受けた過度な不透明感が和らぎ、買い戻しの動きが出たようだ。同社株は、ホンダ<7267>向けに品質管理基準を外れた部品を納入していた疑いがあると伝わり、19日に急落した経緯がある。
■エクサウィザーズ <4259> 443円 +25 円 (+6.0%) 本日終値
エクサウィザーズ<4259>は4日続伸。午前11時30分ごろ子会社エクサホームケアが運営する超高齢社会の新しいWebアプリマーケティングツール「CareWiz トルト for me」が、あいおいニッセイ同和損害保険(東京都渋谷区)に採用されたと発表しており、好材料視された。「CareWiz トルト for me」は、全国約800カ所の介護事業所で約30万回の身体機能の分析実績がある「CareWiz トルト」を、一般企業向けに提供するもの。「CareWiz トルト for me」を活用することで、自身の身体機能状態を把握したうえで、パーソナライズした情報を受け取ることができるようになり、あいおいニッセイ同和損保が健康と生活に役立つ情報を提供することで、健康寿命の延伸など社会価値の創出に貢献するとしている。なお、2月に一般企業向けにリリースする予定という。
■アドベンチャー <6030> 5,270円 +240 円 (+4.8%) 本日終値
アドベンチャー<6030>が大幅高で6日ぶりに反発。前週末19日の取引終了後、運営する航空券予約販売サイト「skyticket」内で、高速バスチケット購入者を対象に、Chubb損害保険(東京都品川区)の「国内旅行傷害保険」の販売を開始したと発表しており、好材料視された。今回販売を開始した「国内旅行傷害保険」は、手荷物の盗難やケガによる入院、第三者に対する賠償責任など、国内旅行中の予期せぬトラブルを補償する保険。バス販売において保険を販売することで、顧客がより安心して利用できるようになるという。なお、同件による業績への影響は軽微としている。
■レーザーテック <6920> 40,000円 +1,820 円 (+4.8%) 本日終値
レーザーテック<6920>、東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>、ディスコ<6146>、SCREENホールディングス<7735>など半導体製造装置関連が軒並み買い優勢となり上値追い態勢を明示。前週末の米国株市場では半導体セクターが全体相場を牽引する形となり、NYダウが最高値を更新したほか、ナスダック総合株価指数も大幅高を演じた。そのなか個別株ではエヌビディア<NVDA>やアドバンスト・マイクロ・デバイシズ<AMD>などが値を飛ばし、半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は4%高と急伸、大陽線で最高値更新となった。この流れを引き継ぎ東京市場でも同関連株に物色人気が集まっている。ただ、いずれも前週末に米国株市場に先立って大幅高を演じた銘柄群でもあり、買い一巡後は目先過熱感からの利益確定売りが上値を押さえる可能性がある。
■日機装 <6376> 1,109円 +38 円 (+3.6%) 本日終値
日機装<6376>が3日続伸。午後1時ごろ、eVTOL(電動垂直離着陸機)用部品をジョビー・アビエーション<JOBY>へ初出荷したと発表しており、好材料視された。今回、初出荷した部品は CFRP(炭素繊維強化プラスチック)製の構造部品で、子会社である宮崎日機装が運営する宮崎工場から出荷された。eVTOL開発のリーディングカンパニーであるジョビー社は25年に商業運航の開始を予定しており、同社ではeVTOLの社会実装と需要増大に対応するため、製造能力の効率化を進めていくとともに、民間航空機外のビジネスの拡大にも取り組むとしている。
■インソース <6200> 798円 +23 円 (+3.0%) 本日終値
インソース<6200>が後場上げ幅を拡大。午前11時50分ごろ、対話型AI「ChatGPT」関連の研修を新たに10本開発したと発表しており、好材料視された。デジタル分野にあまり馴染みのない人でも対話型AIを活用し、スムーズな業務遂行に向けて役立てられる講座としている。
■三菱HCキャピタル <8593> 1,028円 +28 円 (+2.8%) 本日終値
三菱HCキャピタル<8593>が続伸。前週末19日の取引終了後、欧州を中心に再生可能エネルギー及び次世代エネルギー事業を展開するデンマークのヨーロピアン・エナジー社に約7億ユーロを出資し株式の20%を取得すると発表しており、好材料視された。今回の出資にもとづく戦略的パートナーシップにより、両社が有する技術力及びノウハウなどを活用し、グローバルにおける再生可能エネルギー事業や次世代エネルギー事業開発の更なる加速、展開を図るのが狙い。24年3月期第4四半期中の出資実行を予定しており、これによりヨーロピアン・エナジー社は三菱HCキャの持ち分法適用関連会社となる。なお、同件による業績への影響は現在精査中としている。
株探ニュース
グローバルセキュリティエキスパート<4417>が続急伸。前週末19日の取引終了後、従来は未定としていた24年3月期の配当予想について、期末一括23円56銭にすると発表。前期比9円56銭の増配となることが好感された。
■ソシオネクスト <6526> 3,158円 +203.5 円 (+6.9%) 本日終値
ソシオネクスト<6526>の戻り足が本格化してきた。半導体関連株の物色人気が加速しているが、相対的に出遅れる主力銘柄の一角では同社に注目が集まっている。「ここまでは半導体製造装置関連が政府の半導体強化政策で最も恩恵を受けやすいセクターとして脚光を浴びたが、半導体設計分野にも投資家の視線が集まっている」(ネット証券アナリスト)という。特に同社はSoC(システムオンチップ)の設計・開発・販売を手掛け、先端プロセス製品を中心に量産段階へ移行していることで投資マネーの関心が高い。市場では「同社が、北海道千歳工場で先端半導体の量産を行う計画のラピダスから受注を獲得するのではないかとの思惑も取り沙汰されている」(同)もようで、これが株価を改めて刺激している格好だ。株式需給面では外資系証券による貸株市場経由の空売りも高水準に積まれており、そのショートカバーによる踏み上げ相場の様相も呈しつつある。
■岩井コスモ <8707> 2,057円 +126 円 (+6.5%) 本日終値
岩井コスモホールディングス<8707>が大幅反発し07年7月以来約16年6カ月ぶりの高値となった。前週末19日の取引終了後に発表した24年3月期第3四半期連結決算速報で、純利益が39億800万円(前年同期比45.3%増)と大幅増益となり、前期通期実績の35億6400万円も上回ったことが好感された。米国株式収益の増加が主な要因としている。
■TOYO TIRE <5105> 2,355円 +135 円 (+6.1%) 本日終値
TOYO TIRE<5105>が反発。この日取引開始前、19日の一部報道で不正の疑いが指摘されたことに関し、「当社の自動車防振ゴム部品供給取引において、そのような事実はない」とのコメントを発表した。不正報道を受けた過度な不透明感が和らぎ、買い戻しの動きが出たようだ。同社株は、ホンダ<7267>向けに品質管理基準を外れた部品を納入していた疑いがあると伝わり、19日に急落した経緯がある。
■エクサウィザーズ <4259> 443円 +25 円 (+6.0%) 本日終値
エクサウィザーズ<4259>は4日続伸。午前11時30分ごろ子会社エクサホームケアが運営する超高齢社会の新しいWebアプリマーケティングツール「CareWiz トルト for me」が、あいおいニッセイ同和損害保険(東京都渋谷区)に採用されたと発表しており、好材料視された。「CareWiz トルト for me」は、全国約800カ所の介護事業所で約30万回の身体機能の分析実績がある「CareWiz トルト」を、一般企業向けに提供するもの。「CareWiz トルト for me」を活用することで、自身の身体機能状態を把握したうえで、パーソナライズした情報を受け取ることができるようになり、あいおいニッセイ同和損保が健康と生活に役立つ情報を提供することで、健康寿命の延伸など社会価値の創出に貢献するとしている。なお、2月に一般企業向けにリリースする予定という。
■アドベンチャー <6030> 5,270円 +240 円 (+4.8%) 本日終値
アドベンチャー<6030>が大幅高で6日ぶりに反発。前週末19日の取引終了後、運営する航空券予約販売サイト「skyticket」内で、高速バスチケット購入者を対象に、Chubb損害保険(東京都品川区)の「国内旅行傷害保険」の販売を開始したと発表しており、好材料視された。今回販売を開始した「国内旅行傷害保険」は、手荷物の盗難やケガによる入院、第三者に対する賠償責任など、国内旅行中の予期せぬトラブルを補償する保険。バス販売において保険を販売することで、顧客がより安心して利用できるようになるという。なお、同件による業績への影響は軽微としている。
■レーザーテック <6920> 40,000円 +1,820 円 (+4.8%) 本日終値
レーザーテック<6920>、東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>、ディスコ<6146>、SCREENホールディングス<7735>など半導体製造装置関連が軒並み買い優勢となり上値追い態勢を明示。前週末の米国株市場では半導体セクターが全体相場を牽引する形となり、NYダウが最高値を更新したほか、ナスダック総合株価指数も大幅高を演じた。そのなか個別株ではエヌビディア<NVDA>やアドバンスト・マイクロ・デバイシズ<AMD>などが値を飛ばし、半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は4%高と急伸、大陽線で最高値更新となった。この流れを引き継ぎ東京市場でも同関連株に物色人気が集まっている。ただ、いずれも前週末に米国株市場に先立って大幅高を演じた銘柄群でもあり、買い一巡後は目先過熱感からの利益確定売りが上値を押さえる可能性がある。
■日機装 <6376> 1,109円 +38 円 (+3.6%) 本日終値
日機装<6376>が3日続伸。午後1時ごろ、eVTOL(電動垂直離着陸機)用部品をジョビー・アビエーション<JOBY>へ初出荷したと発表しており、好材料視された。今回、初出荷した部品は CFRP(炭素繊維強化プラスチック)製の構造部品で、子会社である宮崎日機装が運営する宮崎工場から出荷された。eVTOL開発のリーディングカンパニーであるジョビー社は25年に商業運航の開始を予定しており、同社ではeVTOLの社会実装と需要増大に対応するため、製造能力の効率化を進めていくとともに、民間航空機外のビジネスの拡大にも取り組むとしている。
■インソース <6200> 798円 +23 円 (+3.0%) 本日終値
インソース<6200>が後場上げ幅を拡大。午前11時50分ごろ、対話型AI「ChatGPT」関連の研修を新たに10本開発したと発表しており、好材料視された。デジタル分野にあまり馴染みのない人でも対話型AIを活用し、スムーズな業務遂行に向けて役立てられる講座としている。
■三菱HCキャピタル <8593> 1,028円 +28 円 (+2.8%) 本日終値
三菱HCキャピタル<8593>が続伸。前週末19日の取引終了後、欧州を中心に再生可能エネルギー及び次世代エネルギー事業を展開するデンマークのヨーロピアン・エナジー社に約7億ユーロを出資し株式の20%を取得すると発表しており、好材料視された。今回の出資にもとづく戦略的パートナーシップにより、両社が有する技術力及びノウハウなどを活用し、グローバルにおける再生可能エネルギー事業や次世代エネルギー事業開発の更なる加速、展開を図るのが狙い。24年3月期第4四半期中の出資実行を予定しており、これによりヨーロピアン・エナジー社は三菱HCキャの持ち分法適用関連会社となる。なお、同件による業績への影響は現在精査中としている。
株探ニュース