（NY時間11:15）（日本時間00:15）
モデルナ<MRNA>　119.35（+7.89　+7.08%）

　ワクチンのモデルナ<MRNA>が上昇。取引開始前に１－３月期決算（第１四半期）を発表し、売上高が予想を上回ったほか、１株損益の赤字が予想ほど膨らまなかった。通期の製品販売の見通しは約４０億ドルを再確認している。コロナ向けワクチン「スパイクバックス」の売上は１億６７００万ドルで、内訳は米国が１億ドル、海外が６７００万ドルだった。市場の予想を上回っている。

　アナリストは「ワクチンの販売が予想を上回った。ワクチンの売上が増加したため、１株損失は縮小した」と述べた。

　同社は「スパイクバックス２０２４－２０２５フォーミュラとＲＳＶワクチンの発売を控え、財務規律を強化し、業務のさらなる合理化と生産性向上のために、ＡＩ技術の構築と活用に重点を置いている」と述べている。また「インフルエンザとコロナのワクチンの承認時期を合わせるため、ＦＤＡおよび規制当局と協力している」とも語った。

（１－３月・第１四半期）
・1株損益（調整後）：-3.07ドル（予想：-3.58ドル）
・売上高：1.67億ドル（予想：0.99億ドル）
・研究開発費：10.6億ドル（予想：11.4億ドル）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース