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    2025年9月8日 22時41分

    エコスターが大幅高 スターリンクとワイヤレス周波数帯購入で協議が最終段階と伝わる=米国株個別

    (NY時間09:39)(日本時間22:39)
    エコスター<SATS> 82.32(+15.08 +22.42%)

     通信ネットワークのエコスター<SATS>が大幅高。マスク氏率いるスターリンクのスペースXが、同社からワイヤレス周波数帯を購入するための最終段階の協議を進めていると伝わった。ブルームバーグが関係者の話として伝えた。早ければ今週中にも発表される可能性があるという。

     取引の対象となるのは、米連邦通信委員会(FCC)が衛星通信向けに指定している「高度ワイヤレスサービス-4(AWS-4)」と呼ばれる周波数帯。取引は数百億ドル規模に及ぶ可能性があり、今年最大級の案件となる見込みだという。ただし、合意の時期など詳細は変わる可能性があり、協議が不調に終わる可能性も残っている。

     FCCは5月、エコスターが保有する無線・衛星用周波数の利用義務を果たしているかの調査を開始。FCCはAWS-4帯域(2GHz帯)を地上の移動体通信と衛星・地上間の通信の両方に利用可能と指定している。

     今回の調査は、エコスターがその周波数帯を有意義に活用していないとスペースXが苦情を申し立てたことを受けて始まったもの。スペースXは今春、2GHz帯の共同利用に関する申請をFCCに認めるよう要請。FCCはエコスターに一部の電波帯を売却するよう促していた。

     エコスターは経営難に陥っており、社債の利払いを見送り、破産申請も検討したとされている。先月、エコスターはAT&T<T>に約230億ドルで周波数ライセンスの売却で合意。この資産はかつてスターリンクを含む他の買い手候補にも打診されていたと報じられている。

     スペースXは2019年に最初のスターリンク衛星を打ち上げて以来、6月時点で100カ国以上で約500万人の顧客を獲得しており、競合他社を大きく引き離している。その月にはインドでも規制当局から認可を獲得し、同国でのサービス展開に道を開いた。

     宇宙から携帯端末に直接サービスを提供しようとする衛星事業者は、地上のモバイルライセンスを持つ通信会社と提携する必要がある。

     スペースXは現在Tモバイル<TMUS>と提携しているが、大規模な周波数の取得が実現すれば、より独立して自社の直接通信サービスを提供できるようになる。

    【企業概要】
     世界の消費者・企業・政府機関・航空会社・地域社会に、衛星通信ソリューションを提供する。ブロードバンド機器とサービス、有料テレビサービス、5Gワイヤレスサービス、5Gブロードバンドサービスなどを手掛け、EchoStar、DISH TV、Hughes、HughesNetなどのブランドで事業を展開する。

    MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

    株探ニュース