（NY時間15:31）（日本時間04:31）
Ｃ３・ａｉ<AI>　28.48（+5.46　+23.72%）

　ＡＩアプリケーション開発のＣ３・ａｉ<AI>が大幅高。前日引け後に２－４月期決算（第４四半期）を発表し、１株損益の赤字が予想ほど膨らまなかったほか、売上高は予想を若干上回った。ガイダンスも公表し、通期の売上高は予想範囲内の見通しを示している。

　同社とベーカー・ヒューズ<BKR>が２０２８年６月までのＪＶ契約を更新および拡大したことも公表したことも好感されている模様。アナリストは「ベイカー・ヒューズとの低提携更新は一定の安定性と安心感を提供する」と述べている。

　しかし、「見通しが混在しており、サブスクリプション収入の減速と予想を下回る成長は、同社のＡＩアプリケーションの採用の力強さと消費主導の売上増の可能性に関する疑問を投げかけている」とも評している。

（２－４月・第４四半期）
・１株損益（調整後）：0.16ドル赤字（予想：0.20ドル赤字）
・売上高：1.09億ドル　26％増（予想：1.08億ドル）
　　サブスク：8730万ドル（予想：9,550万ドル）
　　プロフェッショナル：2140万ドル（予想：1280万ドル）

（５－７月・第１四半期見通し）
・売上高：1.00～1.09億ドル（予想：1.06億ドル）

（通期見通し）
・売上高：4.48～4.85億ドル（予想：4.66億ドル）

【企業概要】
　顧客が大規模なエンタープライズAIアプリケーションをあらゆるインフラで迅速に開発・展開・運用するためのソフトウェアを提供する。大規模な言語モデル、強化学習、自然言語処理、およびAIプラットフォームの有用性を組み合わせた生成AI製品、コード不要の機械学習ソリューションも提供する。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース