2024年4月18日 17時59分
【↑】日経平均 大引け| 4日ぶり反発、朝安も半導体関連を中心に切り返す (4月18日)
日経平均株価
始値 37745.04
高値 38216.75(14:34)
安値 37644.91(09:14)
大引け 38079.70(前日比 +117.90 、 +0.31% )
売買高 15億2028万株 (東証プライム概算)
売買代金 4兆0590億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は4日ぶり反発、朝安後は切り返す展開に
2.米株市場はハイテク主導でナスダック指数の下げ目立つ
3.半導体主力銘柄は後場のTSMC好決算発表を受け安心感
4.日経平均は一時200円超の上昇、大引け3万8000円台回復
5.値上がり銘柄数は1400近くに達し、約85%の銘柄が上昇
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比45ドル安と反落した。米長期金利の上昇一服も半導体関連株やハイテク株中心に売りが優勢となった。
東京市場では、日経平均株価が上下に不安定な値動きとなったが、朝安後は自律反発狙いの買いが優勢となり3万8000円台を回復して引けた。
18日の東京市場は、朝方はリスク回避ムードが優勢だった。前日の米国株市場でハイテク株が売られ、ナスダック総合株価指数の下げが目立ったほか、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も大幅安となったことで半導体関連中心に売りがかさんだ。しかし、売り一巡後は押し目買いや買い戻しの動きが顕在化し、日経平均は上昇に転じる展開に。一時上げ幅は200円を上回る場面もあった。売り込まれていた半導体関連に切り返す銘柄が多くなり、後場取引終盤に発表された台湾のTSMC<TSM>の決算発表が市場コンセンサスを上回る好調な内容だったことで安心感が漂った。ただ、半導体関連銘柄は一様に好感するわけではなく跛行色もみられた。なお、買い気は強く値上がり銘柄数は1400近くに達し、プライム上場銘柄の約85%が高く引けた。
個別では、ディスコ<6146>が朝安後に上昇に転じたほか、アドバンテスト<6857>も大幅高。TOWA<6315>、SCREENホールディングス<7735>なども高い。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクが強く、東京電力ホールディングス<9501>もしっかり。テラスカイ<3915>が値上がり率トップに買われ、ヨシムラ・フード・ホールディングス<2884>、サイゼリヤ<7581>も大きく上値を伸ばした。八十二銀行<8359>も物色人気。
半面、東京エレクトロン<8035>が軟調、ソフトバンクグループ<9984>も売りに押された。日立製作所<6501>が冴えず、富士フイルムホールディングス<4901>、リクルートホールディングス<6098>なども安い。ACCESS<4813>が大幅に値を下げ、朝日インテック<7747>の下落も目立つ。エスプール<2471>、MonotaRO<3064>も売られた。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はアドテスト <6857>、ファストリ <9983>、第一三共 <4568>、京セラ <6971>、NTTデータ <9613>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約121円。うち72円はアドテスト1銘柄によるもの。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄は東エレク <8035>、SBG <9984>、リクルート <6098>、富士フイルム <4901>、テルモ <4543>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約106円。うち54円は東エレク1銘柄によるもの。
東証33業種のうち31業種が上昇し、下落は鉱業、不動産業の2業種のみ。上昇率の大きかった上位5業種は(1)繊維製品、(2)空運業、(3)保険業、(4)銀行業、(5)非鉄金属。一方、上昇率の小さかった5業種は(1)ゴム製品、(2)情報・通信業、(3)サービス業、(4)精密機器、(5)輸送用機器。
■個別材料株
△エルイズビー <145A> [東証G]
チャット投稿の画像を自動アルバム化するチャットボットを開発。
△ダイドー <3205> [東証S]
ストラテジックが社長再任反対の株主提案を発表。
△八洲電機 <3153> [東証P]
24年3月期上方修正を好感。
△ジェネパ <3195> [東証G]
内閣府エビデンスシステムの24年度保守業務を受託。
△ジェクシード <3719> [東証S]
米オラクル<ORCL>による対日投資の発表で思惑。
△ナルネット <5870> [東証G]
「伊藤忠グループがビッグモーター買収」報道で思惑買い。
△HPCシス <6597> [東証G]
「水冷式HPC-AIシリーズ」開発。
△住信SBI銀 <7163> [東証S]
短期プライムレートの引き上げを発表。
△あさくま <7678> [東証S]
株主優待制度の拡充をポジティブ視。
△グラッドC <9561> [東証G]
生成AI活用のDX人材育成リスキリングプログラム提供開始。
▼アテクト <4241> [東証S]
減損損失計上で24年3月期は一転最終赤字で着地へ。
▼富士フイルム <4901> [東証P]
キャンセルフィー減で24年3月期営業利益を下方修正。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)テラスカイ <3915>、(2)ヨシムラHD <2884>、(3)セルソース <4880>、(4)サイゼリヤ <7581>、(5)八十二 <8359>、(6)住友理工 <5191>、(7)ブックオフG <9278>、(8)名古屋銀 <8522>、(9)北国FHD <7381>、(10)千葉興 <8337>。
値下がり率上位10傑は(1)ACCESS <4813>、(2)ヒトコムHD <4433>、(3)Jディスプレ <6740>、(4)朝日インテク <7747>、(5)富士フイルム <4901>、(6)小田急 <9007>、(7)セレス <3696>、(8)エスプール <2471>、(9)モノタロウ <3064>、(10)関電工 <1942>。
【大引け】
日経平均は前日比117.90円(0.31%)高の3万8079.70円。TOPIXは前日比14.30(0.54%)高の2677.45。出来高は概算で15億2028万株。東証プライムの値上がり銘柄数は1396、値下がり銘柄数は224となった。東証グロース250指数は659.87ポイント(9.75ポイント高)。
[2024年4月18日]
株探ニュース
始値 37745.04
高値 38216.75(14:34)
安値 37644.91(09:14)
大引け 38079.70(前日比 +117.90 、 +0.31% )
売買高 15億2028万株 (東証プライム概算)
売買代金 4兆0590億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は4日ぶり反発、朝安後は切り返す展開に
2.米株市場はハイテク主導でナスダック指数の下げ目立つ
3.半導体主力銘柄は後場のTSMC好決算発表を受け安心感
4.日経平均は一時200円超の上昇、大引け3万8000円台回復
5.値上がり銘柄数は1400近くに達し、約85%の銘柄が上昇
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比45ドル安と反落した。米長期金利の上昇一服も半導体関連株やハイテク株中心に売りが優勢となった。
東京市場では、日経平均株価が上下に不安定な値動きとなったが、朝安後は自律反発狙いの買いが優勢となり3万8000円台を回復して引けた。
18日の東京市場は、朝方はリスク回避ムードが優勢だった。前日の米国株市場でハイテク株が売られ、ナスダック総合株価指数の下げが目立ったほか、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も大幅安となったことで半導体関連中心に売りがかさんだ。しかし、売り一巡後は押し目買いや買い戻しの動きが顕在化し、日経平均は上昇に転じる展開に。一時上げ幅は200円を上回る場面もあった。売り込まれていた半導体関連に切り返す銘柄が多くなり、後場取引終盤に発表された台湾のTSMC<TSM>の決算発表が市場コンセンサスを上回る好調な内容だったことで安心感が漂った。ただ、半導体関連銘柄は一様に好感するわけではなく跛行色もみられた。なお、買い気は強く値上がり銘柄数は1400近くに達し、プライム上場銘柄の約85%が高く引けた。
個別では、ディスコ<6146>が朝安後に上昇に転じたほか、アドバンテスト<6857>も大幅高。TOWA<6315>、SCREENホールディングス<7735>なども高い。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクが強く、東京電力ホールディングス<9501>もしっかり。テラスカイ<3915>が値上がり率トップに買われ、ヨシムラ・フード・ホールディングス<2884>、サイゼリヤ<7581>も大きく上値を伸ばした。八十二銀行<8359>も物色人気。
半面、東京エレクトロン<8035>が軟調、ソフトバンクグループ<9984>も売りに押された。日立製作所<6501>が冴えず、富士フイルムホールディングス<4901>、リクルートホールディングス<6098>なども安い。ACCESS<4813>が大幅に値を下げ、朝日インテック<7747>の下落も目立つ。エスプール<2471>、MonotaRO<3064>も売られた。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はアドテスト <6857>、ファストリ <9983>、第一三共 <4568>、京セラ <6971>、NTTデータ <9613>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約121円。うち72円はアドテスト1銘柄によるもの。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄は東エレク <8035>、SBG <9984>、リクルート <6098>、富士フイルム <4901>、テルモ <4543>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約106円。うち54円は東エレク1銘柄によるもの。
東証33業種のうち31業種が上昇し、下落は鉱業、不動産業の2業種のみ。上昇率の大きかった上位5業種は(1)繊維製品、(2)空運業、(3)保険業、(4)銀行業、(5)非鉄金属。一方、上昇率の小さかった5業種は(1)ゴム製品、(2)情報・通信業、(3)サービス業、(4)精密機器、(5)輸送用機器。
■個別材料株
△エルイズビー <145A> [東証G]
チャット投稿の画像を自動アルバム化するチャットボットを開発。
△ダイドー <3205> [東証S]
ストラテジックが社長再任反対の株主提案を発表。
△八洲電機 <3153> [東証P]
24年3月期上方修正を好感。
△ジェネパ <3195> [東証G]
内閣府エビデンスシステムの24年度保守業務を受託。
△ジェクシード <3719> [東証S]
米オラクル<ORCL>による対日投資の発表で思惑。
△ナルネット <5870> [東証G]
「伊藤忠グループがビッグモーター買収」報道で思惑買い。
△HPCシス <6597> [東証G]
「水冷式HPC-AIシリーズ」開発。
△住信SBI銀 <7163> [東証S]
短期プライムレートの引き上げを発表。
△あさくま <7678> [東証S]
株主優待制度の拡充をポジティブ視。
△グラッドC <9561> [東証G]
生成AI活用のDX人材育成リスキリングプログラム提供開始。
▼アテクト <4241> [東証S]
減損損失計上で24年3月期は一転最終赤字で着地へ。
▼富士フイルム <4901> [東証P]
キャンセルフィー減で24年3月期営業利益を下方修正。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)テラスカイ <3915>、(2)ヨシムラHD <2884>、(3)セルソース <4880>、(4)サイゼリヤ <7581>、(5)八十二 <8359>、(6)住友理工 <5191>、(7)ブックオフG <9278>、(8)名古屋銀 <8522>、(9)北国FHD <7381>、(10)千葉興 <8337>。
値下がり率上位10傑は(1)ACCESS <4813>、(2)ヒトコムHD <4433>、(3)Jディスプレ <6740>、(4)朝日インテク <7747>、(5)富士フイルム <4901>、(6)小田急 <9007>、(7)セレス <3696>、(8)エスプール <2471>、(9)モノタロウ <3064>、(10)関電工 <1942>。
【大引け】
日経平均は前日比117.90円(0.31%)高の3万8079.70円。TOPIXは前日比14.30(0.54%)高の2677.45。出来高は概算で15億2028万株。東証プライムの値上がり銘柄数は1396、値下がり銘柄数は224となった。東証グロース250指数は659.87ポイント(9.75ポイント高)。
[2024年4月18日]
株探ニュース